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どんなに"助けて"とつぶやいても。

どんなに、"助けて"とつぶやいても、

気づいてくれたのは、

身体目的の男たちだけだった。

10代は親がいなければなにもできない。

だけど、

その親が私にはいなかった。

いまでも、連絡先を知らない。

支援はどこにも繋がれなかった。

「児童養護施設や里親ではないから。」

あの時の私は

どんどん闇に墜ちていってたと思う。

そこが"最後のセーフティーネット"だったし、

生きてくためには身体を売るしかなかった。

でも、いまの私は伝えることができる。

声をあげたいことがある。

社会的養護だけど…

社会的養護だけど、

誰も手を差し伸べようとしていない

"社会的養護"があることを知っていますか?

・児童自立支援施設

・児童心理治療施設(旧名 情緒障害児治療施設)

・ファミリーホーム

・母子生活支援施設

・自立援助ホーム


施設数はダントツで、

児童養護施設が多いけれど、

一言で「社会的養護」といっても、

6つの種類があります。

ここに一時保護所も入ると…?

さまざまなものが見えてくると思います。


アフターケアについて

あくまで私の知る限りの

社会的養護アフターケア団体さんですが、

1つ以外は

「児童養護施設もしくは里親経験者」と

限定しています。

仮にしていなかったとしても、

そんなつもりはないとしても、

HPなどには「児童養護施設出身者向け」

そう書いてあります。

(ちなみに、奨学金もです。)

そう書いてあると、

"関われないんだ"    "違うんだ"

そう思って、

連絡はしません。

というか…できません。

なぜか?

「書いてあるその時点で

私たちを透明にしてるから。」

私は児童自立支援施設を退所して、

最初に絶望したのは

「里親か、児童養護施設じゃないと、
つながりません。」

その人たちしかいないということ。

児童自立支援施設ではスマホは使えません。

仲間の連絡先も知らないから、

いるときだけの関係。

親は頼れない。

友だちはいない。

そんな私を助けてくれたのは夜の街でした。

親はスマホを解約してしまっていた。

未成年で契約できなかったなかったけど、

夜の街の人たちが貸してくれた。

仕事も違法だけど、やらせてくれた。

家はネットカフェや

SNSや街で出会った男の家に泊まってた。

-それしか、方法がなかったから-

誰も透明な私に気づいてくれなかった。

18歳で親を頼れない。

「児童養護施設や里親家庭ではないから。」

という理由で、どこにも繋がれなかった私が

経験した出来事です。

背景にあること

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少し古いですが、このデータによると、

虐待経験に関して、

児童自立支援施設と児童養護施設は

ほぼ、変わらない。

情緒障害児短期治療施設

(児童心理治療施設)が

一番高いことがわかります。

みんな、"ナニカ"があって、入って。

私が児童自立支援施設などで、

出逢った女の子たちは

家庭にも学校にも居場所がなくて、

自分でどうにかして生きてきた。

でも、

それが"自己責任"の言葉で片付けられてきた。

そんな女の子たちでした。

繋がりに区切りをしないでください

「卒業した後にアフターケアに繋がれるのは

里親や児童養護施設退所者だけに限られる。」

それって、おかしくないですか?

児童自立支援施設は施設にも戻れません。

私は退所後、感じたのは

孤独感とか、疎外感。

それはいまでも、感じます。

違和感しかないです。

「社会的養護」は

それぞれ、"ナニカ"がある。

児相の勝手な判断で入って、

卒業してからの未来が変わる。

それって、あっていいことなんですか?

「なら、自分で作れば?」

"それができたら。"

私も思います。

本当に色んな人に知ってもらいたい。

考えてほしい。

だけど、
いまはこうして、伝えることしかできません。

だから、伝え続けます。

声を上げ続けます。

アフターケア団体さんたち。
活動は素晴らしいと思います。
だけど、
〈出逢えない。〉
それは違います。
出逢おうとしてないんです。
それに、気づいてますか?
「社会的養護」言葉の重みを知ってから、
理解してから、活動してください。
無意識に言葉で、
出逢えた人たちも、置き去りにしてます。
その言葉で、
排除してます。
言葉で縛ることで、
どんどんそれ以外の人たちを
透明にしていきます。
限定するなら、するでいいです。
だけど、
言葉で縛って、
救えた未来も救えなくなるということを
自覚して、活動してください。

児童養護施設と里親以外は透明なんですか?
児童養護施設と里親以外はなにがあっても
「自己責任」で片付けることは
当たり前なんですか?

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