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うまくいかない時

コニタンという俳優さんがいますね。
若い人はあまり知らないかな?
小西博之さんです。
もと、欽ちゃんバンドでデビューした人です。

とあるグループで親しくさせていただき、
彼が末期の腎臓がんから生還した話を
何度も聞いては、そのたびに感動しました。

奇跡のような恢復の後、
命の大切さを伝える講演会が本業になってしまったみたいです。
小学校や中学校、また一般企業へも
「命の授業」という講演会をなさっています。

でも、彼の言葉の中で、
私の記憶に一番強く残っているのは、
闘病のことではなくて、
仕事のこと。


仕事というものは、
うまくいくときばかりじゃない、
バイオリズムみたいに、波がある。

うまく行ってる時はいいけれど、

問題はうまくいかない時。

仕事がうまくいかない時、
ほとんどの人は、
会社のせい、人のせい、時代のせい、
つまり自分以外のもののせいにする、

そして何も解決しないまま
同じところをさまよう、

僕はね、うまくいかない時、
原因は全部自分にあるとしたら、
いったい僕の中の、
何が原因なのだろう、と
自分に問いかけることにしています、


何が問題だろう、
自分の思いを伝えるスキルが足りないのか、
それとも、
本気で仕事仲間やお客様を大事にしてないのか、
いったい、自分の何が問題なのだろう、
うまくいかない本当の理由は何なのだろう、

そして、ある日突然、
それに気づき、
本当に、目が覚める思いがして、
それから、階段を一歩ずつ登ってきたのです、と。


その話がまだ30歳代だった私の心に
不思議とストンと入ってきて、
その後、仕事上でものすごいスランプに陥った時、
その言葉が私を導いてくれました。

それから内観と出会い、
1週間を富山の内観道場で過ごし、
自分の生き方を根底から反省するという
得難い体験をさせていただきました。

それが私の人生を変えました。

その後、コーチングと出会い、
その思いを体系的にスキル化し、
トレーニングの中で身につけてきました。

答えは、全部自分の中にありました。
忘れていたり、勘違いしていたり、
自己欺瞞に陥っていたり、
いつの間にか、
見る目が曇っていたり、

今でも、
あの若い日のコニタンの言葉は
私の大きな指針になっています。感謝。


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