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【祖国の文化を大事にし、バランス感覚を養った女性】〜LaLaさん〜キューバ

日本の食事時に文化の違いを感じたというLaLaさん。

いつ音楽が始まり、踊り出すのかと思ったら、話して食べるだけ。何が面白くて、どこで発散するのかと最初はビックリしたと言います。

仕事でキューバに来ていた日本人と19歳で出会い、その後帰国した彼と手紙のやり取りを続けて結婚を決意。海外の仕事が多い彼が弁護士を通じて送ってくれた書類にサインし来日します。

家庭では夫の提案で日本語を話し、早く上達したくて教会の日本語学校に通ったのですが、子どもが生まれると、学校の手紙が多い事が大変で、日本はまとまる事が重要なんだと思ったそう。

キューバは小学校から制服指定でしたが、髪型や毛の色は自由だった事を思い出します。

また、留年制度もあるそうですが、出来る子が出来ない子に教えるシステムが学校内にあったので、キューバでは塾の代わりにそれで助け合っていたんだと気づいたとか。

7人家族で5人兄弟の末っ子として育ちましたが、祖父母との同居する世帯が多いと言います。お母さんはマナーに厳しい人でした。それはご自身も子育ての中で伝えてきたと話します。

パートナーを「お母さん、お父さん」と呼ぶのに驚き、それは、女性である事や自分を無くしてしまう気がしたと言います。子育て中の女性達が、子どもか夫の話題に偏って、あまり自分の人生を楽しめていない印象を受けたのもそれが関係しているのではないかと考えます。

音楽とダンスは今でも人生の一部。

LaLaさんのホームパーティーでは、音楽が流れ、料理を作る時でも配膳しながらでも踊る姿が見られます。

彼女のリズム感は素晴らしく、しなやかな腰の動きは魅力的で、いつも見惚れてしまうのです。私も良く誘われ、踊りましたが、自分のあまりの下手さ加減に止めようとすると「人は気にしないで、自分がいかに楽しく踊れるかだけよ」と教えてくれた事を思い出します。

日本の人は物知りで努力家の人、優しい人が多いけど、どう人から評価されるかを気にして心の向くままに楽しい事をしなかったり、自分の意見を言わないのは勿体無いと話します。
長年暮らしたからこそ、日本の安全さや良さが分かり、非常に勉強になったと振り返ります。

子ども達も大きくなり、それぞれが家庭を持って、子育てを始めたので、姑として、祖母として、新たな立場で家族と出かけたり楽しみたいと笑顔でした。

コロナ渦で今までの当たり前がなくなった時、1つの事を根拠なしに盲目的に信じるのではなくて、多角的な視点から自分で調べ、確認するのが大事という事を実感しているそうです。

それは2つの国の価値を十分に感じて生きてきたからこそ、養われたバランス感覚だと私には感じられました。





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