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非現実を目標にして

ストレングスファインダーで出た結果に目標思考と責任感が実行力の強みだって結果が出たので人生の目標みたいなのつくるよ。

でも、このひと小学生の時はあったはずの目標、いろいろな人に否定されたのか挫折したのかわからんけどすっかり忘れちゃった。

目標ってどうやってたてるんだっけなあ。

小さい時には自分なりに目標を立ててガンガン熱中する子だったはずなんだけれど、親に言われたり大人に言われたりなんなりしてすっかりわからなくなってしまったもんだ。


ここまで書いて3日くらいかけていないくらいには目標がたてられない


なりたくないものはある。

親みたいに暇を別のことに使いつつも「時間がない・お金がない・そんなに暇じゃない」って言うのを大人だと思っている人。

仕事や人に追われすぎて永遠に自分の人生歩めない人。

他人に向かって悪口を言うくせに自分に対しては優しすぎる人。

すくなくともこの三つにはなりたくない。絶対にだ。


でも。やるべきことがなくなって任意になった瞬間ずっとぼーっとしたり意味もなくSNSを見る時間になってしまったりする。

だからこその目標であり、だからこその楽しみなんだけど。


いままで素敵な人はたくさんいたけれど、弟子入りするようなときめきが起きたことがない。だから、人は目標にできない。

なぜって。

この前カウンセラーの人と話してて分かった。教えてもらうという「相手の時間を奪う行動」が迷惑だと刷り込まれているらしい。

これじゃあそりゃあ、マジで輝かしい人以外弟子入りなんてできないわけだ。

人を目標にできないのも納得。

ってことは……死んだ人なら目標にできるかも。


ここにあるのは「パプリカ」の絵コンテ集。

ちょっと前に「見るマリファナ」って有名になったと思うんだけれど、知らない人は知らないよね。

面白いからぜひ見てね。でも、癖もあるから好きな人も嫌いな人もいそう。

私はこの作品に高校の終わりに恋をして、この作者さんの作品はなんだ、と大学受験の傍ら、調べていた。いや、むしろこっちばかりになっていたかもしれない。


今敏さん。


アニメーションの制作に熱狂し、熱狂した挙句46歳で亡くなってしまってもうこの世にはいない、そんな、すごい人。

この人のアニメーションは現実世界と夢の世界があいまいになる。

その、溶け込む感じが好きで。

勉強しながら、というよりは作品を見ながら勉強していた。


どこもかしこもいいシーンだらけだ。


そもそも出てくる登場人物がよい。美人過ぎず、かといって嫌いになるほどブスでもない。性格は美人でもブスでも癖だらけ。でも憎めない。

世界は不自然なほど滑らかに違和感を受け入れ、変異する。

この表現ができる人はそうそういない。

絵コンテ集は永遠に捨てられないと思う。素敵すぎて。


そういえば。

受験勉強をしている時、彼のウェブサイトに行って、彼の声を聴いたような気がしたことがある。

ちゃんとメモに残していた。

彼は受験で疲れ切って好きなことができない私とそこそこ会話したらしい。

「君が、最近僕の作品を見て実に感銘を受けていたそうじゃないか。」

「え……先生ご存命で?」

「そんなわけないだろう。でも君の中で私は生きているようだね。作品を作ることで誰かの心に残りたい、そう思って作ってきたんだろ?君は。」

「でも……。それはおかしいって」

「それは別の人が言った意見だ。別の人の作品事情に振り回されるんじゃあ、ない。君は君の意思をもって、君の世界観を作り上げるんだ」

「君の世界を、君が描かなくて一体だれが描くんだ?」


とかなんとか。なんだか、彼の作品の中の白昼夢みたいな話だ。

ある意味悟りを開いたみたいなやり取りだし、イカれてるとも思うんだけれど、確かに彼の声を聴いた気がする。

でも、せっかく聞いたんだし私もあの世界のようなものが描けるようになったらと思うと脳内物質が出てくる。

だから、

ちょっとやってみようかな、って思う。


目標:今敏さんレベルの構成力、想像力、演出力をもつ

「夢先案内人」になること。


まずは自分のお話をちゃんと順序立てて組み立てる力と画力をあげないとなあ。








      

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