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オフィスにおける「緑視率」

皆さんは「緑視率」という言葉をご存知でしょうか?

緑視率とは、人の視界に占める緑の割合のことを指します。国土交通省の調査によると、緑は「人間にとってのうるおい感や安らぎ感を向上するなど、快適性を高める心理的効果がある」とされています。

視界の中に緑があることで、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の分泌が抑えられ、精神的ストレスを軽減させる効果があるそうです。

街中における「緑」を増やす動きは近年活発化していて、都道府県や市単位で毎年緑視率を計測・公表している地方公共団体も多くあります。
例)大阪府東京都江東区

オフィス環境においても、緑視率は非常に重要です。一般的に、オフィスにおける緑視率の最適解は10~15%と言われています。緑が多ければ多いほど良いという訳ではなく、逆に鬱陶しくなってしまうので要注意。

ちなみに、47の東京オフィスも緑視率を意識しています。リフレッシュスペースは緑多め、執務スペースは緑少なめと、意図的にメリハリを付けています。

リフレッシュスペース
執務スペース

本物の緑(観葉植物)であれば、光合成によって二酸化炭素を吸収し、新鮮な酸素を放出してくれる効果もあります。ただ、オフィス内で十分な光量を確保するのが難しかったり、日々のお手入れに時間やコストをかけられない場合も多いでしょう。

そんなときは、ぜひフェイクグリーンを取り入れてみてください。僕も以前は「偽物」という固定観念に縛られていたのですが、最近のフェイクグリーンの精度はすごいです。「フェイクグリーン」ってプラスチックのあれだよね、と思っている方。その感覚はもう古いですよ。日々のメンテナンスが不要という点も踏まえると、非常にコストパフォーマンスが高いです。

オフィスの広さにもよりますが、10~15%の緑視率を確保するとなると卓上サイズのグリーンではなかなか足りないので、人の背丈ほどの高さの植栽を複数配置するとインパクトが出るはずです。

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観葉植物やフェイクグリーンの導入が難しい場合は、カーペットを緑にするという手段もあります。使い方次第では、畳や芝生のような雰囲気を演出することも可能です。ただ、カーペットは植栽に比べて視界に入りづらいので、補足的なものと考えた方が良いでしょう。

カーペットを緑にするという方法も

これからオフィス移転を考えている方や、内装リニューアルを検討している方は、ぜひ「緑視率」を意識してみることをおすすめします。