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社内ラジオを2年続けて思うこと

コロナをきっかけに、会社で新たに始めたことがいくつかあります。

リモートワーク。オフィスの完全フリーアドレス化。そして、社内ラジオです。

毎週月曜日に、社員向けのメッセージを10分ほどの尺で録音し、stand.fmというアプリで社内限定公開しています。

コロナを機に始めたのですが、気がついたらもう2年近く続けていました。

▼サンプルを載せるので、良かったら聞いてみてください

社内限定公開なので、あまり外部に詳細を伝えていなかったのですが、せっかくなのでnoteにまとめてみようと思います。

社内ラジオを始めたきっかけ

コロナ前は、毎週月曜日に全社員をオフィスに集めて、朝会を実施していました。当時は完全出社かつ定時制だったので、リアルな場で朝会を実施しやすい環境でした。

そんな中、コロナになってリモートワークやフレックス制を取り入れ、働く場所も勤務時間も人それぞれになったため、朝会自体を廃止することに。

すると、僕が今考えていることを伝える場がなくなってしまったんです。

47はベンチャーなので、すぐに方針やルールが変わります。いわゆる「朝令暮改」ってやつですね。

変化が多いというのは、現場のメンバーにとっては正直負荷が大きいと思います。でも、変化を恐れて間違ったことを続けるよりも、より良い方向を目指して積極的に変化をするべき。僕はそう思っています。

その変化の背景をしっかり説明して、全員に理解してもらうためにも、朝会に代わる伝達手段が欲しい。そんな思いで始めたのが、社内ラジオでした。

実際に2年続けてみて、色々な良さを感じています。

社内ラジオの良さ①:社員それぞれの好きなタイミングで聞いてもらえる

良いポイント1つ目は、社員それぞれの好きなタイミングで聞いてもらえること。

通勤中の電車内で聞く人もいれば、朝食中にBGMとして流している人もいます。毎週月曜日に配信しているので、「今週も1週間頑張るぞ」と気持ちを切り替えるのに一役買っているそうです。

リアルな場で全員を集めることができないからこそ、逆に「いつ聞いてもらってもOK」としたことで、社員にとってラジオを聞くハードルが下がりました。ディスカッションを必要としない一方通行の発信だからこそ、そもそも全員同時に聞く必要がないんです。

Zoomで朝会をやってみたこともあったのですが、フレックス制だと同じ時間に全社員が集まるのが難しく、最終的にラジオに落ち着いた、という背景もあります。

社内ラジオの良さ②:気軽に聞けるメディアなので、視聴率が高い

良いポイント2つ目は、気軽に聞けるメディアなので視聴率が高いこと。

実は社内ラジオの視聴は強制していないのですが、それにも関わらず9割以上の社員が視聴してくれています。その秘訣は「ライトさ」だと思います。

まず気をつけているのは、収録時間。長くても10分程度にしています。これが20~30分となると、「まとめて聞けるタイミングでないと聞けない」という不便さが生じてしまうからです。

また、視聴率を上げるために、本題に入る前に必ずどうでも良い話をしています。これが意外と好評で。特に入社したばかりのメンバーにとっては、僕の人となりを知る良い機会になっているそうです。

社内ラジオの良さ③:社員からのお便り(質問)に答えられる

良いポイント3つ目は、社員からのお便り(質問)に答えられること。

先ほど「一方通行の発信」と書いたのですが、実は社員からの質問を受け付けています。stand.fmには「レター機能」というのがあって、匿名で質問や配信してほしい内容のリクエストなどを送ることができるんです。

収録形式なのでリアルタイムでのキャッチボールはできませんが、社員が気になっていることや興味関心があることを募集して、それに答えることができます。

社員が増えると、直接コミュニケーションを取れないメンバーも増えてきます。特に47では、各事業の権限委譲を積極的に行っていることもあって、僕があえて現場に介入しないようにしている部分も多々あります。そうなると、少しずつメンバーとの距離が遠くなってしまいがちです。

こうした課題を少しでも解決するために、社内ラジオでレターを送ってもらう、という試みをしています。

これは個人的な感想ですが、毎回一人喋りを収録している立場からすると、レターが届くとつい嬉しくなってしまいますね。

社内ラジオ、ぜひ始めてみては?

コロナ禍で朝会ができなくなり、代替案として始めた社内ラジオでしたが、逆にメリットを感じる部分も沢山あるので、これからも続けていこうかなと思っています。

stand.fmのアプリを使えば簡単にできるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

社内限定配信にすれば、そこまで恥ずかしさも感じないですよ。