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2021年の思い出ベスト3を振り返る。

2021年ももうすぐ終わりです。あけまつですこんにちは。
今日は2021年の思い出ベスト3を振り返ってみようかなということで。

年を重ねるごとにハードになる日々

毎年毎年、年の瀬には「来年はもう少しゆっくりと生きたい」とか言っている気がするのですが、その反面、年を重ねるごとにどんどん1年の密度が高くなるというのがここ最近ずっと続いています。これはとてもありがたいことなのですが、身体や精神をぶっ壊してしまっては元も子もないわけで、本当に来年はいろいろと考えなければならないなぁとも思っています。

結局僕は仕事中毒人間らしくて、やっぱり仕事をしているときの充実感っていうのが一番高かったりするんですよね。なのでどうしても、お仕事いただけたりするとぎゅーぎゅーに自分でタスクを詰め込みまくってしまうのが僕の癖なのですが、それによって余裕を完全に失ってしまうのもこれまた自分なので、そろそろ学習をしなければなぁとは毎年思っているのですが…。

そんなこんなで、今年はお仕事(主に教育案件)の量が過去に例がないくらいに多い1年でした。3年前くらいに「3日に1回長尺講座をやっている。いい加減これはなんとかせんといかん」とか言っていたのが懐かしいです。今年はなんだかんだで、ほぼ毎日長尺講座をやっていました。

僕は結局、何かを噛み砕いて誰かに伝えるということしか能のない人間だと思うので、こうして自分の適職でいろんな方面から求めていただけることは言葉に出来ないほどにありがたいことです。しかし、これを無尽蔵にやり続けると、講座全体のクオリティというのはやはり薄まります。これにかんしては、この記事でじっくりと語っているので、ここでは語るのをやめておきますが(それにしても、この記事で「社会人研修をひと区切った」とか書いてるけど、全然ひと区切れていないな)。

2022年は、自分自身の心の余裕と相談をしながら、ワークライフバランス重視なスローライフを具体的行動とともに心がけようと思います。

今年の思い出ベスト3

てなわけで、今年も本当にいろいろな経験をさせていただきました。各方面の皆様に改めて深く感謝申し上げます。
そんな中で、特に「俺、よくやったじゃん!」という出来事TOP3をここで軽く振り返ってみます。まずは第3位から。

第3位 「塾」ってやつから完全に離れて1年を過ごした。

僕は学生時代からずーっと、何かしらの形で「学習塾」というものと関わっていました。塾での仕事はかれこれ大学時代からやっているので、もう10年くらいは塾というものと関わっていたのかな。

4年か5年前には、高専専門塾というものも立ち上げて、しばらくはそれの運営をやりました。まぁー、うまくやれたのかというとそんな自信は皆無ですが、それも去年の10月には僕の手を離れ、今は引き継いでくれた若者たちが一生懸命頑張ってくれているみたいです。

というわけで、今年は「塾」というものと一切関わらない、大変ひさしぶりな1年だったわけです。

塾業務という主軸が無くなって、僕は「塾ではないところ」での教育(学校や社会人教育)に主軸を移すことになりました。果たしてこれだけで僕は生きていけるのかという一抹の不安もありましたが、蓋を開けてみれば今までに頂いてきた案件に加えて、今までは塾業務で埋まっていたところもほぼ完全に埋めていただき、おかげさまで忙しい一年を過ごすことができました。

「教育」というものに関わり始めてから、かなり長い年月が経ちますが、いまの僕が言えることは、「結局教育のことは全然わからない」ということです。どこまで行っても生じる新たな問題、一筋縄で行かない厄介さと毎日毎日格闘を続ける中で、「手を抜いて割り切ってしまえば楽になる」というどうやら正しそうなことにも気づき始めました。しかし、なんだか僕は性分でそれができないのです。まぁ、毎度毎度ガチでぶつかって打ちのめされてしまうことの繰り返しですが、これは僕の強みなのだろうなぁと前向きに捉えることにします。

第2位  書籍を2冊出版できた。

これは本当に嬉しかったことですが、今年は以下の書籍を出版させていただきました。

徹底攻略ディープラーニングG検定問題集 第2版
Pythonで超らくらくに数学をこなす本

「本書き」は、本当に昔から憧れ続けていた職業です。2014年に「線形空間論入門」という本をはじめて出させていただいてから、ここ数年また執筆案件をちょいちょい頂けるようになり、今年はなんと2冊世に放つことができました。

特に感動したのは、僕が「本書き」を(高専時代に)志すきっかけとなった名著「数学ガール」と、Amazonランキングで並ぶことができたことです。あと、池袋のジュンク堂さんでは、隣に並べていただいたりなんかもしました。(ほんとに泣きそうになった)

本を書くことには、授業とはまた別物の難しさと楽しさがあります。とにかく試行錯誤を繰り返しながら、なんとか1ページ1ページを丁寧に書き進めていく作業は楽なもんじゃないですが、その結果できあがった1冊の書籍が知識を求めてくださっている誰かの手に届き、「わかりやすい」と言っていただいたときの達成感は本当に格別なものがあります。

欲を言えば僕はこれをいつか専業にしたいのです。2022年に実現できるかな。これからも明快な本をコンスタントに世に放てるようになりたいものです。

第1位  音楽をたくさんやれた。

僕は去年から2人組バンド「SUISO」としての活動をしていますが、今年1年はフルでSUISOで動きっぱなしの1年でした。

まずは今年4月にリリースしたフルアルバム「SUISONOTE1」。

「SUISONOTE1」。10曲入り。

そして先日(12/22)リリースした「SUISO Lab1」。

「SUISO Lab1」。6曲入り。

この2枚のアルバムは全て、各種サブスクリプションサービスでお聴き頂けます。みなさん1回聴いたってください。いい曲ばっかです。

さらには、エフエムいわぬまさんでレギュラーラジオ番組「SUISOのイブニングスマイル」を担当させていただくことになったり…

ラジオパーソナリティも夢だったのよね…。

極めつけは、先日12/26に開催させていただいた初のワンマンライブイベント「SUISOクリスマスディナーショー2021 君が笑ってくれればなんにもいらナイト」の大成功でございました。

なんとチケットはソールドアウト。「ワンマンライブソールドアウト」という一つの夢が叶ったことになります。
セットリスト。おふざけあり、シリアスありでやりたい放題15曲もやらせていただきました。

僕の人生が大きく変わったポイントに、大学院時代に「俺は音楽で身を立ててやるぜ!」と急に決意して大学院を中退したというのがありました。僕はそれまで、「まぁ、大学出てそれなりの企業に行って…」なんてことを考えていたのですが、大学院を中退して僕がたどり着いたのはまさかのフリーター。ですが、そこで「強制的に自分の足で歩かなきゃいけなくなった」ことが、結果として今こうしていろんなことにチャレンジできるメンタリティをもたらしてくれたことは確かだなと思っています。

なにより、僕そうやって大学院を中退して、結局そのときにやってた音楽もうまく行かずにリタイアして、あーなんだ俺は音楽駄目だったな…とずっと音楽から離れていたのですよ。でも、今ここに来て相方とまた音楽をやりはじめて、むしろ学生時代にやっていたよりもずっと多くの結果を作れていることがなんというか奇跡的だなぁという気持ちになっています。

SUISOという2人組は、かなり絶妙なバランス感覚で成り立つ、独特な活動方法で動いています。これはいわば阿吽の呼吸で、長年音楽を一緒に追っかけ続けてきた相方とだからこそできる、なかなかに真似できない形態であることを自負しています。

でも結果として、じわじわとではありますが、徐々にいろんな人達がこっちを見てくれるようになっているのかも、ということを感じています。

なんだろう。大人になったからこその心の余裕みたいなものが、この活動を間違いなく安定化させていると思う。学生時代、お金も時間も将来の展望もなんにもない中で音楽続けるのはやっぱりしんどかったもんな。でも今は、「別に失敗したところでどうってことない」という当時は持てなかったマインドと、「でもやれることは増えている」から「大人しかできないことをやってやろうぜ」という熱量で、当時と全く違う走り方ができているというか。

あと、いい意味で「音楽で売れてやる!!!!!!」とか、そこまで深刻に思ってもいないんですよね。でも、きっとそれでいい。

来年以降またどうなるのかが一番楽しみなのは、やっぱりこのバンドなのかもしれません。12/26のライブで、ステージ上で歌いながら満員の客席を見て、ほんと学生時代ぶりに、あるいはそれ以上に「なんだ、やっぱり音楽って素敵じゃん」と思えたときに、チャレンジを続けるのって悪くないなと思えました。

そういう意味で、今年はきっと素敵な1年だったな。

2021→2022

来年、何がどうなるのかは全然わかりません。が、まぁ、きっと素敵な1年になるのだろうなとも信じています。

とりあえず、「無理せず」をテーマに。やりたいこと全部やってやるくらいの気持ちで突っ走りたいな。そしてそんな中で、またたくさんの皆さんにご迷惑をかけながら、恥を撒き散らしながら、またいくつかのものをひねり出して世に放てる人間でいられればと思っています。

みなさま、毎年毎年お世話になりっぱなしですが、どうぞこの明松真司という人間をどうぞよろしくお願いいたします。皆さまのお役に立てること、それが喜びです。

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