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毛玉に対する考え方

トリマーになって
最初にぶち当たった壁は
犬の毛玉をほぐす作業にかかる
様々な負担です

解せる毛玉かどうか
どのくらいの時間で解せるか
毛玉料金はどうするか
犬への痛みは伴うか
怪我のリスクはどうか
皮膚の状態は健康か
バリカンを入れるかどうか
その後どのような生活を提案するか

などなど。。。

毛玉ひとつをとっても
考えなければ行けないリスクは
計り知れません

ただ
今回紹介する記事でも
お話しているように
犬に毛玉が出来る起因は
必ずしも飼い主様だけに
責任が偏る訳では無いということ

トリマーの技量不足が
毛玉ができやすい状態に
していることもあるという事を
トリマーが理解した上で
毛玉への知識を
お伝えしなければならないと
私は感じます

飼い主様へ必要に厳しく
毛玉を作らないでくださいや
犬が可哀想ですなど
飼い主様を一方的に責め立てるような
カウンセリングは飼い主様の自信を
奪ってしまうこともあるでしょう

毛玉への嫌悪感から
もう怒られたくない等と感情が働き
短いオーダーを希望される方が
増えてしまうのではないかと考えます

もちろん
コスト削減の意味で
なんの説明もなく
短いオーダーを希望される方も
いらっしゃるかもしれません

プロである私達は
そこで全てをYESとするのではなく
時には断る事で威厳を示すことも
必要ではないかと考えます

100%の人達の要望や希望を叶えられるものは
魔法にだってないでしょう

どんなお店にしたいか
どんな方に利用してもらいたいか
自分はどんなトリマーとして
活きていきたいか

そのために今自分にできることを
見つめ直し整理をする
技術を見直す
今出来ることに着目するのです

10年前の私も
自分の価値観を飼い主様に
押し付けるような接客を
今振り返ればしていたと思います

まずは信頼関係を築かせて頂くために
トリマーの私から歩み寄る努力を
今は注意深く接客には意識しております

私たちトリマーには簡単に出来ることが
飼い主様にとっては本当に大変なことなのです
専門学校時代に味わった苦痛を
飼い主様が今感じているとするならば……
その感情を解き放ち認めてあげることを
私たちは辛い経験をしてきたからこそ
寄り添える立場にあるのではなないかと
それを自分に問いかけるのです

道のりは長く
終わりのない旅ですね(,,・ω・,,)

それでも思いは1つで
飼い主様もわんちゃんもトリマーさんも
トリミングを楽しんで欲しい
そう心から願っております(*Ü*)ﻌﻌﻌ♥

ここからは
お店のタイムラインを
バックアップした記事です❣️


今日も素敵な1日にっ❣️

本日はお休みです☺️
いつもありがとうございます✨


昨日のタイムラインで少しお話で触れた
専門学生時代に経験した毛玉ほぐし。

犬も人も泣きながらと。。。
言うのは本当の事で、
きっと専門学生時代に多くの学生さんが
経験する道です😢

そんな経験をしながら
資格試験に合格、就職先も決まり
そして晴れて卒業😌
勤務が始まりドキドキのトリマーデビュー💓

可愛いカットを試行錯誤しながら
楽しくカットをする日々✨😍

と、思いきや。。。

あれ?
毛玉がすごい。。。

これじゃぁ専門学校の時と同じ?
いや、それ以上に毛玉がすごそうだ。。。

これでは犬が痛がってかわいそう😢

なんとかしてあげなきゃ。。。


専門学校時代に経験したあの痛々しい記憶が蘇ってきます。
トリマーさんは犬が大好きなので
犬が痛がったり、暴れたりする様子を
もう見たくないのです。
犬の気持ちを代弁するかのように
飼い主様へ恐る恐るお話を聞いてみるのです。

どうしてこの子はこんなに毛玉だらけなのですか?

すると飼い主様はこう答えます
「暴れてブラッシングさせてくれないのよ」

そうですか、ではもう少し早くトリミングをご利用されてはいかがでしょうか?

「そうしたいのだけれどなかなかねぇ〜。うちも家計が苦しくて。」


そうですか、、、
毛玉をほぐすのにはわんちゃんへの痛みも伴いますし、お時間とコストもかかってしまいます。

「そうなの?じゃぁ短くして!もう毛が邪魔そうでこの子も可哀想だから〜」

、、、かしこまりました。
短くするのは構いませんが
毛玉が出来ないようにこれからは
定期的にトリミングをご利用されることを
お願い致します。

「どれくらいのペースで行けばいいですか?」

月1回は。。。

「え?!人間の床屋だって3ヶ月に1度なのに?犬にそんなにかけてられないよ〜」

その間も、毛玉を背負ったわんちゃんは
とてもおとなしい様子で飼い主様に大事そうに抱っこされているのです。

せっかくだから可愛くしてあげたいし
もう毛玉ができる生活をわんちゃんに送らせたくないトリマーさん。
しかし、コストの面で飼い主様との同意が得られず即日で毛が短くなる手段と提案を断れずその日はまるっと1ミリな「全バリ」オーダーに。。。

毛を刈って行くと段々と見える地肌。。。
バリカンの入れる場所もないくらいの
4本足に固まった毛玉。

みるみる毛の鎧が剥がれ
埋もれていた地肌が見えてくるのです。

ふわふわしていたらきっと、
もっともっと可愛いんだろうなぁ。。。
毛が無くなってしまうことに心が痛むけれど、
毛玉をほぐすあの葛藤と比べたら。。。
犬に痛い思いをさせるくらいなら!

ごめんね。。。😢


犬がまるで坊主になっていく姿を
自分で作っている衝撃の事実に
トリマーさんは思うのでした。

こんなはずではなかった。と。




いきなり物語りを始めましたが、
トリマー由香が経験した実話を組み合わせた
フィクションです☺️

事実に基づいたフィクションですが
実際似たようなお話はあるあるな感じです🐶


トリマーさんが
毛玉←に対して飼い主様にうるさくなってしまうのは過去の辛い経験があってこそ。
犬への優しさ。それだけです☺️

そして、辛い思いを犬にはさせたくない
と思うからこそ毛玉を解さなくても良い
「全身バリカンカット」といったスタイルが
その瞬間犬に負担をかけないための方法であると言う事も間違いありません。

ただ、トリマーさんはきっと
全身バリカンカット無限製造をしたくて
トリマーさんになったわけでは恐らくないと思います😅
少なくとも私は違います🙏
忙しい事を言い訳にして
自分のプードルを丸坊主にした事も
正直ありました😭
プロとして失格ですね。


毛玉ができる原因が必ずしも飼い主様だけにあるわけでもないのも事実です。
トリマーの技術不足が毛玉の起因になることもあるのです。
だから私たちトリマーは
犬本来の生理機能を理解したうえでトリミング内容の提案をしていく必要があります😌

飼い主様だってきっと、
わんちゃんに出会った時は小さくて、ふわふわしていて😍その姿に心を奪われたはず💕

さすがに坊主にしたいと思って飼い始める人は居ないと思います💦

飼い主様はきっと、
どうしたら良かったのかが
わからなかった。ただそれだけだったと
思います。

トリマーさんも
どう伝えたら良かったのかと言葉選びに慎重になれなかった事を悔やんでいると思います。


M8では毛玉料金を頂かない代わりに
短すぎないスタイルの提案を飼い主様へご協力を頂いております😌


犬の体を守る大切なコート(毛)を
飼い主様とわんちゃん両方に負担なくを心がけ、

お手入れの目安が早期に視認しやすいスタイルを目指す事で
犬と飼い主様への日常負担を最小限に減らす事を実現したカットスタイルの提案を
全力でさせて頂いています💪‼️


もう悩まなくていい。
知らなかったを恥じなくていい。

この記事を読んで頂いている方は
すでに価値観が変容してきている方です。
読んでいただきありがとうございます😌


毛玉を放置する事への罪悪感は
是非今日から捨てて下さい!
沢山悩んでいただきありがとうございます😢

今はリセットしか方法が無い方も
またそこから始めれば良いのです❣️

ずーっと痛い思いをさせている
毛玉を温存している期間から
1日でも早くわんちゃんを解放してあげましょう🙌‼️


お手入れのコツ😌
昨日お伝えしましたよね?

汚れがひどくならないうちに。。。💕

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