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【M-1グランプリ 実はすごかったネタ】出番順の有利不利を補正してみた

出番順の有利不利?

M1のトップバッターは不利と言われている。
一番手から優勝したコンビは2001年の中川家のみ
最終決戦に進んだのも中川家以外では、2005年の笑い飯だけ

このように出番順で有利不利があると言われている。では、
・一番手は本当に不利なのか
・どれくらい不利なのか
・他の出順だと、何番手が有利なのか
・点数は低いが実は面白かったネタがあるんじゃないか

といった点を過去の全M-1グランプリのデータから見ていきたいと思います。

出番順による平均点の違い

2001~2020の各出番順の平均得点を表したのが下のグラフです

スクリーンショット 2020-12-31 143410

各出番順の平均点は
1番:602.7点
2番:605.7点
3番:600.5点
4番:618.7点
5番:626.1点
6番:615.5点
7番:615.9点
8番:621.0点
9番:626.1点
10番:627.0点
全ネタの平均点:615.1点

となっていました。ここから、

・一番手は不利?どれくらい不利?
→かなり不利。全ネタの平均点に比べて、10点以上低い。平均が最も高い5番手と比べると、約23点低くなっている

・他の出番順は?
→実は2番手、3番手もトップバッターと同じくらい平均点が低い。
→5番手が一番平均点が高い
→6番手,7番手は盛り上がりが落ち着き、その後最終出番に向けて再度平均点が上がっていく


といったことがわかりました。

点数は低いが実は面白かったネタ?

上のようにM-1の出番順には有利不利がありそうです。
ではその有利不利を補正したら、点数自体は低かったけど実は面白かったネタ、評価されるべきネタがあるのではないかと考えました。

補正の方法としては、"平均と分散のバイアス補正"というものを使いました。詳細は省きますが、1番手グループ、2番手グループ・・・と分け、それぞれのグループで偏差値を出して、その偏差値から全グループ統一の点数に再度置き換えた、といった感じです。

バイアス補正

では肝心の実は面白かったネタ、評価されるべきネタを、主観の入りまくったランキング形式で発表します。

第三位:2005年 笑い飯(トップバッター)
補正前 → 得点:633点、順位:2位
補正後 → 得点:656点(+23点)、順位:1位

2005笑い飯

第二位:2009年 ナイツ(トップバッター)
補正前 → 得点:634点、順位:4位
補正後 → 得点:657点(+23点)、順位:1位

2009ナイツ

第一位:2017年 ゆにばーす(トップバッター)
補正前 → 得点:626点、順位:8位
補正後 → 得点:646点(+20点)、順位:2位

2017ゆにばーす

やはりトップバッターで高得点を出したコンビは、もっと評価されるべきネタと言えそうです。
2017年のゆにばーすに関しては、順位は8位でしたが補正後の順位は2位で、実際は優勝してもおかしくないくらいのネタだったのかもしれません。

ゆにばーすは今年の敗者復活でもめちゃくちゃ受けていたので、2021年こそはチャンピオンになってほしいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後もデータ×好きなことで、発信していきたいと思っていますのでぜひ見に来てください。

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