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間取りの考え方~洗面所の間取り
アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。
土曜日は間取りについて書く『間取りの考え方』を定期更新しています。
先週は間取りではなく施工事例からみる『洗面台』について書きました。
今週は洗面所の間取りについて書いて行きます。
洗面所の間取り
基本の間取り
![](https://assets.st-note.com/img/1648796422487-3BoghNDjYS.jpg)
洗面所の用途は浴室と隣接した脱衣室、洗面台、洗濯置き場(洗濯室)です。
1坪の浴室に対して、1坪の洗面所を基本間取りとして色々な洗面所の間取りパターンを考えてみようと思います。
配置を変更した間取り
![](https://assets.st-note.com/img/1648797075958-ta6GSoCyoS.jpg)
基本と同じ1坪ですが、洗濯パンと洗面台の配置を変更した間取りです。
配置を変更する事で収納棚スペースを確保する事が出来ます。
洗面所の出入口をこの位置に取れれば少し狭いですが、この間取りにする事が出来ます。
洗面所にとれるのであれば収納があった方が洗面所関連の物、タオルや衣類、洗剤などを洗面所で収納できて便利です。
突出して収納を取る間取り
![](https://assets.st-note.com/img/1648797610819-XHmDeQmZ5U.jpg)
洗面所に隣接する部分にスペースがとれるのであれば1坪タイプの洗面所のまま収納を確保する事が出来ます。
造作洗面で収納を造る間取り
![](https://assets.st-note.com/img/1648797978340-SdNhsPGyuL.jpg)
こうなると一坪では納まりませんが、造作洗面台にする事で自由な寸法で造れます。
必要な寸法や、他の間取りとバランスをみて洗面所を広げられる寸法に合わせて収納と洗面台を造ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1648798211141-s9BtXuWZQf.jpg?width=1200)
ここまでは洗面所と収納のつながりで間取りを作成しました。
次に洗面所と洗濯室の間取りについてです。
洗濯室とは室内干しやアイロンなどの家事室を兼ねたりします。
その為一坪の洗面所では足らず別に確保したりします。
色々な組み合わせの間取りについて考えてみます。
洗面所と洗濯室との関連間取り
![](https://assets.st-note.com/img/1648798839798-y9IFjasYMB.jpg?width=1200)
洗面所と隣接する洗濯室の間取りです。
一つは浴室⇔洗面所⇔洗濯室の並びです。
洗面所を脱衣室として利用する間取りです。
逆に浴室⇔洗濯室⇔洗面所の間取りは脱衣室と洗濯室を兼用して利用する間取りです。
この場合は洗面所を単独して利用できるメリットがあります。
洗面所ほり出し間取り
![](https://assets.st-note.com/img/1648799345413-ArcnNgP5xa.jpg)
洗濯室を別に取りたい場合でもスペースが確保できない場合に洗面所を他の部分と兼用にする間取りです。
今回は廊下に洗面台を置く事で浴室を利用している時でも他の人が洗面台を利用する事が出来ます。
洗濯室を別にする間取り
![](https://assets.st-note.com/img/1648800541911-FKXIlzlGPt.jpg?width=1200)
洗濯室を浴室以外の部分に隣接する間取りです。
一つは廊下またはサンルームに洗濯室を設ける間取りです。
この場合、洗濯機⇔洗濯干しへの動線がスムーズです。
もう一つはキッチンからつながる家事室に洗濯機を置く間取りです。
キッチンからの家事動線がスムーズです。
どういった動線をスムーズにするか、生活スタイルによって間取りの組み合わせは様々です。
トイレと洗面所の間取り
![](https://assets.st-note.com/img/1648801180106-jIP0bpeJCf.jpg)
狭小住宅で空間が別に取れない時に洗面所内にトイレを取る場合もあります。
嫌がる人も多いですが、別で来客用のトイレがある場合なら家族専用としてならいいのではと個人的に思います。
さいごに。
色々な洗面所の間取りいかがでしたでしょうか?
毎日使う部分、家族みんなが使う部分なので家族の生活スタイルから一番使いやすいと思う間取りを採用されるのがいいかなと思います。
こんな風に何かに特化した間取り紹介のほかに、実際に建築する間取りの紹介をしたりしています。
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左巴建築設計事務所 さわ。
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