「砂」

地球は丸いと知ったとき、「じゃあ地面をずーっと掘ったらどこか違う国に行けるかも!」と思った。

そうして、一心不乱に公園の砂場を掘ってみたけど、すぐにコンクリートの底にぶつかってしまった。

あれは小さな憧れが現実に砕かれる体験だったのかもしれない。


小さな憧れを信じて一生懸命になれた僕らは今どうしてるの?と問いかける気持ちで作ってみたのがこの短歌です。