一度は手放したボートネックボーダーTシャツ
こちらのTシャツは、昭和61年(1986年)、高校1年の夏に購入したものです。
波乱のあったTシャツですが、現在は昭和の貴重な生き証人として大切に保存しています。
それでは、このTシャツについてご紹介していきましょう。
購入の経緯
こちらのTシャツは、自宅近所にあったヤングカジュアルのチェーン店「LEO」で購入したものです。
LEOが開店するまでは、普段着は町田のマルカワで買っていたのですが、近所にLEOが開店してからは、そこでよく買うようになりました。
家から自転車で数分のところにあったので、買う服がなくてもどんな服があるのか頻繁に確かめに行っていましたね。
この記事を投稿する時点のちょうど今頃でしょうか。
昭和61年の7月ごろ、ちょうどボーダーのTシャツが欲しいなぁと思っていたところ、このTシャツを見つけました。
グレーと紺の細めのボーダーに惚れて購入を決めました。
買ってはみたものの一度は手放した
ボーダーに惚れて購入したものの、当初はこのボートネックがイマイチに感じられたのです。
しばらくは他のTシャツとローテーションで着回していましたが、昭和63年(1988年)に他のボーダーTシャツを購入すると、出番がなくなってしまいました。
当時、すでに社会人になっていた親友がいて、ちょうど彼が一人暮らしをしていることもあって、いらなくなったTシャツを何枚かあげることにしました。
その中にこのTシャツも含まれていたのです。
再び取り戻すことに成功
それから数年後、大学生になった私は、すっかりこのTシャツのことは忘れていました。
しかし、当時、ものすごくお気に入りの長袖のボーダーTシャツを持っていて、大学の講義やサークル活動などで頻繁に着ていたのです。
ちょうどそのTシャツがボートネックでした。
「ボートネックやっぱいいじゃん」と思えるようになったとき、ふと、このTシャツのことを思い出しました。
思い出した途端、無性に取り戻したくなり、友人宅に遊びに行ったときに「まだあのTシャツ持ってる?」と聞いたところ、幸運にもまだ持っていたので返してもらいました。
このTシャツを購入してから6年と数ヶ月後の平成4年(1992年)の11月のことでした。
以来、手放すことなく現在に至るまで大切に保存しています。
このTシャツの魅力
このTシャツの魅力といえば、まずはこのボートネックでしょうか。
ボーダーTシャツの王道である、ボーダーの濃い色に合わせた、リブの細いバインダーネックとなっています。
着用画像にあるとおり、ボートネックながらも比較的ゆったりとした首周りとなっています。
あと、私が惚れたボーダーの色遣いですね。
黒や紺といった暗色系とグレーの組み合わせは、私の大好きな色遣いです。
紺とグレーの細いピッチのボーダーがものすごく萌えます。
このTシャツにまつわる思い出
高校1年から高校2年にかけて、当時私が持っている貴重なボーダーTシャツということで、様々なシーンで活躍しました。
普段着として半袖の開襟シャツの下に着て、首元からボーダーを覗かせて、自分ではおしゃれ感を演出したつもりになったことを今でも覚えています。
また、アルバイトのときには下はショートパンツ姿になったり、さらに部活のときには体操着代わりにジャージの中に着たりと、かなり頻繁に着ていましたね。
しかし、どういうわけか、辛かった思い出の方が印象に残っています。
まずは、友人と座間キャンプの盆踊り大会に自転車で行った帰りにDQNに因縁つけられたことでしょうか。
次にプールの監視員のアルバイトのとき、下は水色のショートパンツ姿で炎天下の中、プールサイドの草むしりをさせられたことも、辛かった思い出ですね。
あと、高校のスキー合宿で、なかなかうまく滑ることができなくて悔しい思いをしたときに、スキーウェアの下に着ていたのが、このTシャツでした。
さいごに
一度は手放したこのTシャツですが、今ではこのボートネックと紺とグレーの細めのボーダーが、ものすごく気に入っております。
このTシャツを親友から返してもらい、再び手にしたとき、手放す前に比べてだいぶ毛玉ができていたのが印象的でした。
私が手放した間も、その親友は大切に着てくれていたんだなと感謝の念を禁じえません。
おかげさまで、38年経った今もこのように残すことができて、とても嬉しく思います。
いただきましたサポートは、シャツのコレクションの維持および収納場所の整備等に役立たせていただきたいと思います。