意見の相違と同調圧力
4月にコロナ禍を受けて、こんな記事を書いていました。
実際に仕事で携わる方の社員さんや、取引先のさらに先の企業から感染者が出たり、かなり身近になってきた印象です。
ただ、何もわからず、だからこそ恐れていたあの頃とは色々と状況が変わりました。一部の方が声高に叫んでいたように「実はコロナ、そんなに危険じゃないのでは?」という疑念がふつふつと湧いてきています。
以下、この記事を書く前日の7月28日の数字です。
愛知県の2月からの累計陽性者数は、1,276人。
28日時点で入院中の重症者数、2人。
そして2月からの累計死者数は、35人。
この数字をどう見るかは、本当に人それぞれです。
ちなみに、今年の愛知県の交通事故死者数は、すでに85人。そして交通事故数は13,764件、負傷者数16,404人、重症者数410人。(7/28までの数字)
数字だけ見れば交通事故の方が怖い。にも関わらず僕らは車に乗ることをやめません。国や自治体から自粛要請だって出ません。そんなことしたら経済止まるから。
もちろん感染症と一緒にするなという意見は一理あると思うんだけど、どうも数字に流されすぎてないかな?と思うわけです。感染者数はあくまで母数であって、重症者数と死者数こそが注目すべき数字なんじゃないかと。そして一部のひとは実は少しずつ気づき始めていると思うんです。
でもあんまり大きな声では言えない空気。
このことが理解できない、数字を見ない人は確実にいます。こういった人とはずっと平行線で、家族間ですら認識を合わせるのに苦労する。メディアもセンセーショナルに感染者数を伝えてばかりだし。
でも、肺炎球菌やインフルエンザでも人は死んでます。年寄りはいわゆる普通の風邪からも肺炎を引き起こして死にかねないのに、コロナ以前はそんなこと誰も気にしてなかった。それが「The 見えない敵・新型コロナウイルス」だけは特別扱いされている。他のウイルスや細菌も見えないと思うけど、どうなんだろう。
もちろんワクチンがない、薬がないというのは恐れるに足る事実ではあるけれど、そろそろ数字が揃ってきて、他国の状況もわかってきて、「あれ、これ実は日本ではあんまり死なないっぽいし、じき収まるんじゃないの?」的な観測も出始めている。
そもそもインフルにしてもアンチワクチンのひともいるのに、そこは詰めないでマスクだけ強要する空気感や、飲食店での食事を控える空気にはかなり違和感を感じます。
そういう自分でも、公共交通機関や飲食店以外のお店に入るときは、ポケットからマスクを取り出して装着してます。いらんやろ、と思いながら同調圧力に屈しているわけです。
そうこうしているうちに、多分、僕らが好きなあのお店は苦しんでますよね。気がついたらなくなっていた、なんてことになりかねない。
ここのところ外食系、観光系、リテール系企業の四半期決算を見てると、ほんとにしんどい気分になってきます。
ほんとは指定感染症なんてさっさと外して、経済回さないとまずいのは国も自治体もわかってるのに、多分世界に先駆けて日本だけ、日本の中で愛知県だけがそれをするわけにはいかないのも理解できる。
正直、手詰まり。
個人でできることをするしかないけど、微力すぎてどうにもならない。この状況を、受け入れるしかないんだろうね。歯がゆいけど。
これでもしこのまま飲食や移動を自粛する空気が覆って、実際に感染者の数字が減っても、また人が動き出したら同じことが起きるでしょう?
多分今回のこの空気で相当のお店や会社がなくなると思うけど、次あったらトドメじゃないかなと。
ちょっとキーボードに怒りを込めて書いてるけど、みんな正しいと思って行動してるし、ほんとに大したことないのかもわからないので、もうどうしようもないなと諦めています。
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