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勉強まとめ〜緩和ケア病棟について①〜

こんばんは!!昨日は高校時代のツレの結婚式*
前日も余興の練習があり、みんなでフラッシュモブしました(笑)

本当、美男美女カップル!!改めておめでとう!!

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さて、本日は最近リサーチしている「緩和ケア病棟」について*

なんでリサーチしているかっていうと、
先日近くの名古屋掖済会病院での研修でも話にあがりましたが、

これからは名古屋掖済会病院のような「緩和ケア病棟」と
まごころの杜のような「緩和ケア住宅」の連携がむちゃくちゃ大事

そのためにも緩和ケア病棟側の事情を知っておく必要があると
感じたことがきっかけで始まりました

何回続くかわからないので(笑)ひとまず①としています

◆ 緩和ケア病棟のルーツ

世界で初めて緩和ケア病棟ができたのは、1967年のイギリス

そもそもなぜできたのか?ここはかなりポイントで


当時、医療の進歩が人の死あるいは終末期の生を非人間的なものに変えつつあることに対する疑問から出発した、いわば医療革命で

ホスピス緩和ケアは、本質的に医療に対する批判的な精神を有していなければならない

すなわち、「医療」に重点を置きすぎて人間的な最期を迎えられていない。
だから緩和ケア病棟ができたっていうのが出発点。

そこから、1981年に日本で初めて聖隷三方原病院でホスピス病棟ができ、
その後1984年に淀川キリスト教病院に開設された

最初は月100万円の赤字が出るって言われるくらいだったようですが、
1990年に診療報酬の中に「緩和ケア病棟入院料」が設定され、
どのような医療行為をしても同額の「定額制」が導入されたそう


定額制だとどうしても患者により薬の使用量が異なったりするため、費用が変わってきてしまうわけですが、

そこは「病院全体で成り立っていれば良い」という考えで進められてきた

<参考文献>
前野宏:制度ができる前から携わっていて思うこと,緩和ケアvol30(1),pp14-15,2020

◆ 入院料の改定

2018年に診療報酬が改定され、緩和ケア病棟の入院料1・入院料2という基準ができた。

入院料1と2を分ける1つのハードルが

『入院日数「平均」30日未満』

もちろん病院も経営がある以上、入院料の高い入院料1を目指す

そうなると、緩和ケア病棟のイメージにありそうな、一人一人と向き合ってゆったりと丁寧にケアしながら看取りまで関わるのではなく、

亡くなる寸前に入ってきて看取るケースや
逆に在宅に戻すパターンもきっと増えてきて

「患者の選別」や「追い出し」が出てくる。

そうなると、本当に一人一人と向き合えるのは「緩和ケア住宅」なのかもしれないな〜って思った。

在宅だとどうしても不安も強いと思うし、
緩和ケア病棟だと追い出される心配もある

もちろんある程度お金が必要になってきてしまうけれど、
緩和ケア住宅っていう選択もアリじゃないかなと思う。

自分たちの役割が見えてきて、それが自分のやりたいと思う
一人一人と本気で向き合う事だったからより一層燃えますね🔥

これからも一人一人のストーリーを大切に頑張っていきます(^^)

<参考文献>
・西智弘:緩和ケア病棟入院料とその選択,緩和ケアvol30(1),pp4-8,2020

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