男闘呼組のこと。9

短大を卒業して、就職はせずに父親の仕事を手伝っていた。
母親も働いていたので、家事は全て私の仕事となった。

こづかい稼ぎのアルバイトには出ていた。

今の、主婦（パート）と似たような生活。

仲良しだった子がSMAPのファンクラブに入ったからと、コンサートに何度か連れていってもらった。
友だちは中居くんのファン。
私は…誰も特に…
誰も特に…の状態で行っていいコンサートじゃなかったと、今ならわかる。
行きたいのに落選だった人もたくさんいたのに、特に別にの私が行くべきではなかったと、今とても反省していますm(*_ _)m

ペンライトやうちわがフリフリされるその景色に違和感を覚えるのは、

私の中に男闘呼組ライブの景色が鮮明に残っているから。

会いたかった。
4人のライブに行きたかった。

SMAPのコンサートに行くたびに、さみしさを感じずにはいられなかった。

そして、この頃から私の人生が、
坂道を転がり落ちないように必死に踏ん張ってのぼり続けるようなものになっていく。