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開発者向けChromebook選び(2019年11月版)

最近Chromebookを新たに購入するにあたって、様々な機種の長所・短所を色々と調べました。その際のメモをここに残しておきます。

今回購入したChromebookの主な用途は、カフェや技術系カンファレンスへ持ち運んでの利用を想定して選びました。開発目的なので文教市場向けのモデルやタブレットは候補に選んでおりませんが、タッチパネルは搭載している機種に絞っています。また、その他の宗教上の理由等から候補に挙がらなかった機種もあります。

結論から言うと私の理想を全て満たすChromebookは2019年11月現在地球上には存在しないという事が分かっています。そんな中で今回実際に買ったのはASUS C434TAです。また過去に購入したASUS C101PAも、満足度が高かったため比較対象として掲載しています。

Google Pixelbook / Pixelbook Go

WindowsにSurfaceが、AndroidにNexusやPixelがあるように、Googleが直々に出しているChromebookのフラグシップモデルがPixelbookシリーズです。特に最上級モデルはChromebookとしてはオーバースペック気味な高い性能を持っていながら、軽量な本体でそこそこの値段と、カタログスペック上は隙の無い1台です。「Google Pixelbook」が2017年に、「Google Pixelbook Go」が2019年に発売されたモデルで、本体の形状などに結構な差異はありますが高いスペックを備えている点は同一です。

Pixelbook独自の強みとして、過去にCrostiniなどChromeOSの新機能がGoogleから発表された際、PixelbookはGoogle公式として最優先で対応されてきた実績があります。今後発表になる新機能があったとしても、Pixelbookシリーズは優先して搭載されていくと思います。

こうして見ると非の打ち所のないPixelbookシリーズですが、唯一のデメリットは日本で正規販売されていないという1点のみです。そのため「日本語キーボード搭載モデルが存在しない」「技適が通っていない」といった不都合が発生します。もしそれらのデメリットを飲んででも日本国内から購入するという場合は、基本的に個人輸入が必要になりハードルも上がります。Chromebookのスタンダードでありながら、色々な面で上級者向けのモデルです。

ASUS Chromebook Flip C434TA

日本市場に多くChromebookを展開しているASUSのラインナップの中でも、最新・最高クラスのモデルです。Core i5を搭載したモデルが2019年10月に発売されたばかり。今回私が購入したのもコレです。

Core m3またはi5という高水準のスペック、14インチのディスプレイでありながら非常にベゼルが薄く一般的な13インチのノートPCサイズに収まっており、あまり大きさを感じない割に画面は広々と使えます。使用感はとても快適です。今回私はCore i5モデルを購入して十分満足しているのですが、他のBlog等では「Core m3でもスペックは十分高い」「むしろCore i5はオーバースペックではないか」といった評価を目にします。

参考:

欠点は1.45kgという重量です。14インチPCにしては決して重すぎる方では無いですし、持ち運びに支障が出るほどではありませんが、1kg切りのモデルも市場に存在することを考えると小型・軽量のモデルが多いというChromebookの良さをひとつ失ってしまっているのは否めません。14インチの画面は確かに快適ですが、もう少し削ってもいいから軽くしてほしかった...というのが正直な感想です。

また、ハイスペックなぶん価格帯もChromebookの中では最高級レベルになっています。

ASUS Chromebook Flip C302CA

先述のC434TAよりも古いモデルで、12.5インチと少しコンパクトになった代わりに重量も1.2kgまで下がっています。Core m3に4GB RAM搭載のモデルしか存在しないため少々スペックも落ちますが、Chromebookはそこまでスペックを要求しないためこれでも十分に高い処理能力だと言われています。

値段もChromebookの中では高めの部類に入りますが、ASUS公式ストアのアウトレットセールにてよく数量限定で大幅にディスカウントされている事があります。購入を検討している場合は頻繁に市場価格を確認してみると良いと思います。

目立った欠点は無いように見えます。私もカートに入れて買う直前まで行ったのですが、どうやらChromeOS上で公式にLinuxアプリが使える機能「Project Crostini」に対応していない(らしい)という事が分かっています。

開発者にとってLinux対応はChromebookを使う最大の利点のひとつになるため、Crostiniが使えないのは苦しいです。ただ、ChromebookでLinuxを利用する方法はCrostini以外にも選択肢はあるので、開発目的で利用する場合はそちらを検討することになると思います。

逆に言えば、開発用途以外においては最もおすすめできる1台だと思います。

ASUS Chromebook Flip C101PA

2017年発売でありながら未だ人気が高く、近所の家電量販店で唯一取り扱っているChromebookだったりします。私も以前から愛用していたので今回購入を検討したわけではないのですが、比較対象として記述しています。長所と短所がとてもハッキリしており、使い方がハマればどんなPCにも負けない活躍をするモデルです。

900gという軽さが最大の武器で、バッテリー駆動時間も9時間あり、価格も低めと、Chromebookの特徴になる所をちゃんと抑えたスペックです。出先でカジュアルに使うのに向いており、カンファレンス等で丸1日持ち運んでメモを取ったり、といった用途では最も扱いやすい端末です。小型モデルなのにちょっと厚めな反面、結構な深さのキーストロークが確保してあり長時間の打鍵も負担になりにくいのも個人的には評価が高い点です。

しかし、さすがに処理能力が足りません。使用感は「一応Chromeが動く」というレベルで、動作が軽量なChromeOSといえども若干もたつきます。ベゼルが非常に太くてスタイリッシュさに欠ける見た目も、人を選ぶかもしれません。画面解像度も1280 x 800と高くはありません。

Crostiniにも対応していますが、CPUがARMアーキテクチャであり「Visual Studio Code」「Mozc(Google日本語入力)」といった有名なLinuxアプリが公式には対応しておらず自前でパッケージを手配する必要があったりして、利用のハードルは高くなっています。またスペックも高くないためセットアップしたアプリが快適に動作するとは言い難く、ストレージも16GBしか無いため「ローカルにアプリをインストールして...」という使い方にはまったく向いていません。

WindowsやMacをメインとして持っている人が、2台目以降のサブとして購入するのがおすすめです。

HP Chromebook x360 12b

12インチの画面でPentium搭載4GB RAMと、突出して高性能な訳ではないもののバランスの取れたスペックを持っています。スタイラスに対応しているという独自の特徴を持っています。(ただし別売のようです)

1.35kgという重量と画面解像度1366 x 912が欠点です。このスペックならもう少し軽量であってほしかったですし、この重量ならばもう少し処理性能かが欲しかったところです。

HP Chromebook x2

HPの出したハイエンドモデルであり、Chromebook初のコンバーチブル(キーボード部分を外してタブレットとして利用可能な)PCです。Core i5搭載8GB RAMと64GBストレージという、先述のASUS C434TAに似たハイスペックモデルであり、12.3インチの画面に解像度2400 x 1600という美しいディスプレイも強みです。

重量1.43kgという欠点も、ASUS C434TAに似ています。これだけ見るとC434TAと悩むのですが、このHP Chromebook x2にはUS配列キーボードのモデルしか存在しないという欠点があります。日本市場にて正規販売されている(技適が通っている)ので、US配列を使う開発者ならば十分選択肢に入ると思いますが、私は日本語配列の方が好みなので購入することはありませんでした。

実際にChromebookを検討する場合

以前からビックカメラにはChromebookが比較的置いてある方だったと思いますが、2019年10月から大々的にChromebookの取り扱いを始めました。

実際に購入検討する場合、特にディスプレイ、キーボード、外見などはカタログスペックだけではなく実物を触って確かめたほうが良いと思います。しかしChromebookは一般の家電量販店にはあまり取り扱っていなかったりしますので、実物を触りたい場合はビックカメラに行ってみると良いと思います。私もビックカメラで購入しました。


以上です。実際にChromebookを開発用途で使う場合は、併せてこちらも読んでみてください。


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