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鏑木さんの50歳ゼロからの世界挑戦「MINDSET」を読んで

鏑木さんの2009年にUTMB3位という快挙を成し遂げてから2019年にUTMB再挑戦するまで10年間の過程を記したエッセイ。プロスポーツ界で活躍する異次元的なものではなく、仕事や家庭を持ちながら切磋琢磨する私を含めた多くのスポーツに勤しむ方々と同じ視点で苦悩と葛藤が記載されていました。

耐久系のスポーツは結果よりも、ゴールにたどり着くまでの過程や人間性にこそ、面白みがあるもの。(一方で結果を一度でも出さないと、どれだけその人間と過程に注目されないという厳しさもあるのも事実。)そういう意味でこの本は鏑木さんの10年間のMINDの持ち方や変化が等身大で記載されており、昨年度よりトレランを始めたばかりの私には心に響く内容でした。

「過去の栄光にすがることなく人生の第2ステージへ」が副題

第2ステージを達成した鏑木さん。何かを達成したあとの空虚感は本書にも記載されていましたが、これを再度乗り越え、次にどのようなステージを目指すのか、いちトレランファンとして注目すると共に応援していきたいと思います。


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