見出し画像

インターンシップ2022

今回は弊社で実施しているインターンシップついて紹介しようと思います。

弊社では2015 年より毎年インターンシップを募集しており、例年 1 〜 2 人の学生が参加しています。
コロナ禍以降は実施を見送っていたのですが、ようやく少しコロナも落ち着いてきたようなので、2 年ぶりにインターンシップを募集することになりました。

従来は 2 週間、オフィスに出社して課題に取り組んでもらうという形式をとっていたのですが、今回は 1 週間。さらに出社するのは初日と最終日のみとしました。

弊社では、現在も半数以上の社員がリモートワークを継続している状態ですが、コロナ以降勤務スタイルが変化した企業も多いかと思います。色々な企業があると思いますが、実際に弊社で行われている形態で勤務してもらうことで、業務の雰囲気を少しでも感じられればという意図もあり、出社とリモートワーク両方を体験してもらえるようなプログラムにしました。

実施内容

これまでは、Twitter のようなサービスを制作するのを課題にしていたのですが、今回は「自転車の走行距離を記録するアプリ」Perl を使って作成してもらいました。Perl でデータベースを操作するアプリです。

参加した学生が、ウェブ開発の経験がないとのことだったので、事前にこちらで用意しておいた PC と Perl の教材を使って、開発環境を構築するところから始めました。バージョン等は GitLab にリポジトリを作って管理を行いました。

スケジュールは下の通り。

  • 1 日目

    • Perl 開発環境をセットアップ

    • Perl を使ったプログラミングの練習

    • 基本的なプログラミング(正規表現など)

  • 2 日目

    • Perl + PostgreSQL DBI で DB 操作

    • apache・hostsなど、ローカル環境にサーバーセットアップ

  • 3 日目

    • 走行距離記録アプリの製作(DB 内のデータを HTML ページへ埋め込んで出力する機能を実装)

  • 4 日目

    • 走行距離記録アプリの製作(フォームに入力したデータをDBへ保存する機能を実装)

  • 5日目

    • DeepLearning 解説

    • 走行距離記録アプリ完成


期間中は、基本的にメンターの社員が付きっきりで解説やペアプログラミングを行っていました。
リモートワークの際は、Slack のハドル機能や Zoom を用いて画面共有しながらコードレビューするなど。特に困ることはなく、ほとんどスケジュール通りに進んだように思います。

ちなみに、スケジュール 5 日目の「DeepLearning 解説」は、そういった技術に興味があると志望段階で聞いていたので、弊社の詳しい社員によって行われた講座です。
ブログでも何度か記事に上がっていますが、大体こういった内容をわかりやすく解説してもらいました。

 成果物

こちらが完成したものになります。

トップページには一覧が表示されており、キーワードや日付で絞り込んで検索できるように。新規記録追加を押すと別ページに遷移して記録を追加。というのが機能なのですが、残念ながら検索機能は間に合いませんでした。。
時間がもう少しあればよかったのですが、1 週間ではちょっと短かったです。

反省と次回に向けて


1 週間という短い期間ではありましたが、おおよそスケジュール通りに進んで無事終えることができました。検索機能が実装できなかったのは心残りではありますが、デザイナーやフロントエンドエンジニアに協力してもらい、アプリの UI を整えたりなども含めて、今度はもう少し時間を使ってできればと思いました。

出社日数が 2 日で、残りの 3 日はリモートワークだったので、メンター以外の社員と交流する時間が取れないのではという懸念もありましたが(そもそも出社している社員も少ない)、昼休みに交流会としてオンラインで通話しながらランチする時間を設けたことで、一応クリアできたのではないかと思います。

今回は、国立東京工業高等専門学校から18歳の学生が参加してくれたのですが、なかなか10代の若者と話す機会もないので、色々と刺激をもらいました。また、人に教えることで理解が深まることもありますし、インターンシップをやるたびに発見と反省があります。

最終日、学生さんにお話を伺ったところ、

「予備知識がなかったため、コードの全体像を想像することがあまりできず、自分がどの部分を作っているのかの把握が難しかったですが、できあがったプログラムが html や CGI などと一体になって動作しているのを見てとても達成感がありました。また、最終日の Deep Learning の講座では、ニューラルネットが人間の脳の構造と同じ特性を持っているために、ある程度の入力の変化に対応できること、データ数の増やし方など、自分の知らなかった知識を知ることができてとても楽しかったです。プログラマーの仕事やリモートでの勤務などを体験して、仕事のイメージを持つことができたと思います」

という感想をいただきました。有意義な 1 週間になったようで良かったです。
来年はまだ未定ですが、今回の反省を踏まえてまた次回に繋げられればと思います。


インターンシップ募集しておりますので、
興味のある方は是非
お問い合わせください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?