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ぼくたちが選べなかったことを、選び直すために

今回は本の紹介.。o○
「ぼくたちが選べなかったことを、選び直すために」 / 著・幡野広志

今日の一文

私が幡野さんを知ったのは、友達がリツイートしていたcakesの連載
「幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。」
をしってから。
この連載をまとめたを読んで、さらにこの人が書く文章を読みたくなった。

ほんとうの強さとは、愛する誰かに対して「助けて」と声を上げられることを指すのかもしれない。

これが今回読んだ本の考えさせられる一文。
この一文だけでも、心に沁みる人はいるのではないだろうか。

「助けて」ということ

助けて という言葉は、大人になればなるほど言えなくなる。
一人で解決できることが増えるから。
甘えていると思われる気がするから。

愛している相手になんて、なおのこと言えない。
心配をかけたくないし、弱い人間だと思われたくない。
愛しているから、言えないことがたくさんあるし、少しでもいい姿を見せたい。本当の弱さを見せて困らせたくない。

逆の立場を考えてみる。
愛している人には何でも言ってほしい。弱い部分も見せてほしい。
他の人に見せられないような部分まで、嫌わないから、受け入れるから、お願いだから、見せてほしい。

「助けて」と愛している人に言えない理由は、相手のことを思っているようで、自分のことを守っている。
きっと、受け入れてもらえることを知りながら、もし相手が必要以上に気をつかっていたら、同情してきたら。その可能性が捨てきれず、言えない気がする。
私は、きっと言えないし、この本を読まなければ、言わない自分が強いと思っていただろうなと思う。

他にもこんな考え方ができるのか、ってたくさん思わされました。

自分勝手かもしれないけど、幡野さんには長生きしてほしい。
でも、死ぬときは、どうかその意思が最大限まで尊重されてほしいと、勝手に願っている。

本の概要

ポプラ社

ぼくたちが選べなかったことを、選び直すために特設サイト

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