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社会保険が守ってくれること⑤老後に支給される年金について

どうもこんにちわ。
今日は年金について説明したいと思います。

将来、年金は貰えなくなるのか。

結論から言いますと年金を貰えなくなるということは絶対にありません。何故なら公的年金には3つの財源があるからです。

①現在働いている現役世代が負担する保険料。
②税金など
③積立金

これらが財源になって年金受給者に支払われているというわけです。
①現在働いている世代が負担する保険料。がそのまま年金受給者に支払われています。年金というのは自分で積み立てたものが支払われるというわけではないということです。

消費税や税金からも支払われています。現役世代からの保険料では賄うことが出来ない為、税金も補填されています。

③年金積立金管理運用独立行政法人が運用している積立金からも年金が補填されています。

会社員や公務員は強制的に保険料を天引きされています。
一人も税金を払わないということは絶対にありえないということです。

年金の受給額

厚生年金+国民年金が給付されます。

厚生年金=勤続年数×平均年収×0.005481
国民年金=年額約78万円となります。

国民年金の受給額

国民年金は40年間フルに保険料を納めた場合の受給金額になります。
その為、納付月数が少ないとその分受給額が減少してしまいます。
因みに納付済期間が10年以上ないとそもそも国民年金は受給されませんので注意してください。

一般家庭の年金の受給額

 それでは実際にいくら支給されるでしょうか。

会社員の夫の厚生年金=月9万円
会社員の夫の国民年金=月6.4万円
専業主婦の国民年金=月6.4万円
合計約22万円

上記の金額が年金で支払われる金額となります。
これだけの金額が支払われれば贅沢しなければ充分生活できると言えるのではないでしょうか。
※日本にもインフレが起こり物価の上昇があった場合は難しいかもしれません。

年金は払いすぎたら損をしてしまうのか。

このことについて考えていきましょう。
まずは国民年金の納付金額です。
・国民年金保険料(40年満額)約788万円
・国民年金の受給金額 年78万円

65歳で年金を受給した場合、約10年で元が取れてしまいます。それ以上生きた場合は特になります。
平均寿命がどんどん延びていることを考えると損をする確率の方が低いと考えて良いでしょう。

次に厚生年金です。

40年間の平均年収が500万円だった場合、40年間の平均保険納付金額は1,800万円になります。(国民年金保険料も含まれます。)

厚生年金の受給額は40年×500万円×0.005481=年間約110万円になります。
国民年金の受給額78万円をプラスすると年間188万円。65歳から受給して10年で元が取れます。それ以上生きた場合は特になります。
平均寿命がどんどん延びていることを考えると損をする確率の方が低いと考えて良いでしょう。

まとめ

払った分損をする確率が低く、年齢的に働けなくなったとしても生活が出来るだけのお金が貰えて長生きするほど得をする制度。

こういって良いのではないでしょうか。

老後の生活は年金+個人資産で謳歌しましょう。

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