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「若いのに凄い」はウソ。

タイトルの通りなのですが、私の辞書には『若いのに凄い』という感覚は全く無いんです。なぜかというとそもそも凄いかどうかは絶対評価であり、年齢のバイアスを掛けて相対評価しても意味が無いと思っているからです。例えばオリンピックで金メダルを取る選手って凄いですよね?でも若いから、高齢だからとか関係ないですよね。メダルを獲得するという偉業そのものが凄いわけで、年齢はオマケに過ぎません。オリンピック代表で体操の内村航平選手は選手年齢としては若くはない32歳で、個人総合で世界最多の6連覇を成した凄い選手です。27歳の大谷翔平選手はメジャーに行ってからいきなりベーブ・ルースの偉業を成すのではないかと言われるほど本当に凄い活躍。投資の神様と言われる91歳のウォーレンバフェット氏の富の99%は、50歳を過ぎてから築かれたものであるし、19歳のビリー・アイリッシュは第62回グラミー賞で史上最年少・2度目の主要四部門受賞を達成している。やっぱり素晴らしい記録であったり、活躍そのものが凄いから凄い。当たり前の話ですが年齢が凄い要因では無いのです。外野が自分の年齢と相対的に比較して言っているだけで意味がない。

そして重要なのが人は必ずしも時間と共に成長するわけじゃなく、運とか出会いとか環境とか変数も沢山あるんですよね。社会という複雑な環境の中で10代が人生のピークの人もぶっちゃけ沢山居るし、一方で60代から大成功してピークが遅い人も沢山いると思うんです。もしも誰しもが時間と共に100%成長出来るならば、優等生はいつまでも同年代の頂点に君臨する事になりますが果たしてそうなっているでしょうか?また、若い時に持ち上げられた起業家は揃って成功しているでしょうか?必ずしもそうじゃないんですよ。

ですから私は「君は自分の若い頃と比較したら凄いよ」というセリフは本当の意味での『凄い確証』でも無いのでどうもしっくり来ませんし、そんな半端な物差しで若い子を評すのは逆に失礼だとすら思っています。そもそも自分の若い時と比較してどうする。ヘタするとただの上から目線にすら感じます。やはり年上だろうと年下だろうと、同じ目線でコミュニケーションする中で絶対評価で凄く、常に成長に貪欲な人に惚れます。スポーツは年齢が大きく左右しやすいのでバイアスがありますが、ビジネスに年齢はそこまで関係無いですからね。凄い人は年齢なんて無関係に凄い。だから「若いのに」という年齢を軸にした評価は本質的にウソだと思うんです。

ただ、若いという事自体はこの通りで凄くはないけど、魅力的な可能性を物凄く秘めている時なのです。ですから若さというのは「若いのに」凄いとかじゃなく、「若いのに」勿体ない、の方が使い方としては正しいと思います若い皆さん、今の時間をもっと大切にしてずっと右肩上がりに突き進んで欲しいです。一方で、少し年配の皆さん、今までの経験をレバレッジさせれば今からピークを迎える可能性も全然あると思うんです。実は若者よりも精神的に大胆になるべきなのは大人の方では無いでしょうか。自分に負けずに固定概念に囚われない行動力を見せたいですね。結局すべては自分次第ということなんですよね。


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