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予知夢
数年前の夏の出来事
当時僕は住宅営業の仕事をしていた。
相当なブラック企業だった為夜遅くまでサービス残業をしようやく夜中に家に帰ってきた。
母親の作ってくれたごはんを速攻食べて次の日も早いからシャワーを浴びて
エアコンのない自分の部屋で寝た。。
そんな日の夢の中…僕は毎日のように夢を観る。
現実的な夢から好きな人との少し○○な夢など。
この日は現実的な夢だった。
普段仕事は朝から夜中までしなくてはならないこともあってか本当はダメなのかもしれないがコンビニでお弁当とお茶を買って家で食べてその後一時間昼寝をするというのが日課だった。
そんな日常に似た夢を観た。
とある家の近くにある7がつくコンビニに入りお弁当とお茶をいつものように持って、レジ前で並んでいた時、真夏にも関わらず、出入り口の外で黒いパーカーを着てフードを被った男がうろちょろとしていた。
あまり気にせずに会計を済ませて男の出入り口の方へ向かい出るとすれ違いざまに鋭利なもので刺された。。
夢の中で「なんで??」と思っていると夢から覚め現実に戻ってきた。
寝汗がびっしょりで「最悪な夢をみてしまったな」と心の中で思いながら
また二度寝した。
そしてそんな夢を見た日から2週間ほど経ったある日の事…
そんな夢を見たのも忘れていつもの様に昼休憩をしようと家の近くの
コンビニに入り弁当とお茶を持ってレジ前で会計待ちをしていると
ふとこんな景色見た事あるな??と思い出入り口の方に目を向けると
夢に出てきた黒いパーカーの男がフードを被り店の外でうろついていた・・・
「このままで一人で店を出てしまってはあの男に刺されてしまう」と思った
俺は一番仲の良い地元の友達に電話した。
「とにかくあそこのコンビニに来てくれ」と友達に伝え、渋々友達は
来てくれることになった。
15分ほど経った時友達が来てくれて事情を説明した。
友達は全く信じてくれなかったが「とにかく一緒に店を出てくれ」と伝え
僕は怖さのあまり目を瞑り、友達の腕にしがみつきながら店の外のに出た。
目を瞑っていたのでわからなかったが多分そのパーカーの男とすれ違った
瞬間に耳元でこう囁かれた…
「夢とちがうじゃん…」
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