2023 J2 第7節 ブラウブリッツ秋田 vs レノファ山口

堅守が光る秋田に対し、現在リーグ最多失点タイの山口。前節は3失点、前々節は5失点だっただけに、今節は改善の兆しを見せたいところ。これまでの対戦成績では山口が優勢。スタメンはこちら。

秋田は小暮が初スタメン。
山口はGKが憲太郎から吉満に。

秋田のやる事は変わらないが、山口のDF陣のサイズのせいか、この日は青木の収まりが抜群に良く、前半から秋田ペースで試合が進む。
山口としてはボランチの矢島や山瀬を経由して、ボールを運びたかったが、丹羽、青木のプレスの掛け方が絶妙だったためロングボールを蹴ってしまう展開に。この時点で、阿部、河野が空中戦に勝ち、諸岡、藤山がセカンドボール回収して前にという秋田の構図にハマってしまう形となった。しかし、髙田のロングスローや、水谷のコーナーキックを直接中に入れたり、ワンクッション入れてずらしたりするも、ゴールを奪えず前半は0-0。

後半も大きく構図は変わらないが、何回か矢島、山瀬を経由して秋田を押し込めるようになった山口。そうすると、64分に矢島のコーナーキックを生駒が合わせて先制。

結果的にこれが決勝点となって、秋田は今季初黒星となった。

秋田はこの試合で黒星がつき、一旦一区切りと言えるだろう。
少ない失点で上位に食い込んだものの、点を取らなければ失点をし、勝ち点を失ってしまう。
ロングスローや、セットプレーを取れているのに点が入らなければ勝ち点は積めない。以前からわかっていることではあるが、この部分を解消するために、どのように毎日積み上げ、突き詰めていくのか、吉田監督に手腕に注目したい。

次節は首位の町田。
秋田らしい締まった試合で、連勝を止める。いや、初黒星をつける。そんな戦いに期待したい。