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2023 J2 第3節 徳島ヴォルティス vs ベガルタ仙台

まだ勝利のない徳島と、前節初勝利を挙げた仙台。昨年は2引き分け。一昨年は徳島の2勝と、仙台としては相性の悪さが際立つアウェイでの一戦。

スタメンはこちら。

徳島は4-3-3。浜下の右SB起用は驚きだそう。
仙台は、許熔埈の1トップ、シャドーに郷家と氣田が構える形。時間や状況によって、2トップまたは3トップの形を形成し、それによって中島の位置も変動した。

仙台は、徳島のCBを郷家、氣田。アンカーの白井を許熔埈がチェック。徳島的にはこのスタイルは予想外だったようで、しばらくは前で奪えた仙台ペースで試合が進むが、徳島は杉本、柿谷が降りてくることでこの配置を解消し、徐々に仙台陣内に押し込んでいく。それに伴い仙台はミドルサードでセットする形を取ることが多くなり、後半は完全にそうなった。
決定機の数で言えば前半は徳島の方が多く、ゴール期待値も徳島が上回っいたが、決定機は林がセーブ。仙台はペナルティエリアの外からのシュートが多かった。

試合が動いたのは52分。直前の氣田ミドルシュートから得たCK。1本目はニアで跳ね返されるが、2本目はファーで菅田が合わせて先制。
しかし、70分に金 太鉉が退場すると状況が一変。浜下、西谷が端を取り続け仙台は横にスライドするのがやっとで、なかなかボールを前に持ち出せない。それでも、中山が収めて遠藤や山田らが単独で持ち上がって時間を稼いだが、90分に坪井に同点ゴールを許し、試合終了となった。

10人になったことで評価が難しい試合となったが、勝ち点3を「逃した」という側面が強いだろう。ただ、守備はハイプレスが未完成で、攻撃もなかなか相手の怖い位置に入っていけてない現状で1勝2分は悪くない。
ここからいわき、群馬、金沢と続くが、「9」の積み上げと、自分たちの形の浸透度の熟成が必須。その答え合わせは4月1発目のホーム長崎戦なので、ここに標準を合わせて3月の3試合を見ていきたい。

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