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2023 J2 第10節 ブラウブリッツ秋田 vs 大宮アルディージャ

ミッドウィークに敗戦した両チームが、中3日で迎える一戦。過去対戦ではドローの多いカードだが、今節はどうか。スタメンはこちら。

秋田は、小柳、才藤、梶谷が初スタメン。
大宮は今季初めて見るので、よくわかりません。

試合は強風の中キックオフで、風下を取ったのは大宮。上空と地上を使い分けながらも、最終的には割り切ったロングボールで秋田陣内に押し込んでいく。しかし、そのサッカーは秋田の土俵なため、向かい風に負けじと跳ね返していったが、36分に富山のヘディングシュートで失点。
このシーンは大宮から見て左に寄っていた秋田陣形を見て、CBから一気に右サイドまで持って行ってからシンプルなクロスに合わせた形。

スライドが遅かったのは連戦の疲労もあるだろうが、ゴール前で秋田DFが寄せきれてない部分を見ると、強風もあって、クロス、ヘディングシュート共に相当なスピードだったと思われる。

後半はエンドチェンジで風を得た秋田が攻勢に出る。圍のロングボールを中心に大宮陣地に侵入し、コーナーキックやロングスローを織り交ぜていくいつものスタイル。
すると、61分にまずはセットプレーでオウンゴールを誘発。さらに、84分にはカウンターから最後は諸岡のミドルシュートで逆転。

試合を通してコンパクトな陣形を保ち、強度を保った秋田が逆転勝利。一方の大宮は今季アウェイ初勝利とはならなかった。

今節の失点シーンで、コンパクトさ故の弱点は出てしまったものの、粘り強く戦い続けて逆転まで持っていく力がついているのはさすが。

そして、なんといっても10試合で5勝3分2敗の勝ち点18、8得点5失点は立派な結果。
今後も守備が大崩れすることはないと思うので、得点をいかにして取るかが課題だろう。0-0で進めて、0-1、0-2にされて勝ちなしが続けば順位は確実に下がっていくし、1-0、2-0にできれば今の順位をキープできる。そのために、FW陣の奮起が不可欠。守備時のタスクが多く、消耗が激しいのは百も承知だが、齋藤、中村が離脱となった今、青木、丹羽、梶谷の奮起に期待したい。

次節は5位長崎とアウェイで直接の対決。強力な助っ人擁するチームに対して、助け合い、粘り強く、一体となって勝ち点を積み上げたい。

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