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2024 J2 第26節 ブラウブリッツ秋田 vs 鹿児島ユナイテッドFC

再開初戦はいわきに敗れた秋田がホームに迎えるのは鹿児島。下位に沈む相手から勝ち点3を奪えるか。スタメンはこちら。

【秋田】64分青木→吉田、梶谷→小松、78分河村→水谷、佐藤→畑、86分諸岡→河村
【鹿児島】64分有田→藤本、山口→武、田中→藤村、80分沼田→有田

秋田は前節退場した才藤に変わり蜂須賀がスタメン。
鹿児島は夏の新戦力がスタメンに名を連ね、稲葉は古巣戦。田中は仙台時代の先輩、蜂須賀とのマッチアップとなった。

試合は終始秋田ペース。ロングボールを主に相手陣地で試合を進めることに成功。失っても、コンパクトな陣形で前から襲いかかり、鹿児島にペースを渡さない。右の河村を軸に攻撃を進めるシーンが多かったが、村松がしっかりついていき、全体的に前へ押し込めたことが大きかった。
前半のうちに、セットプレーで仕留めれそうな場面があったものの無得点で、さらには青木のPK失敗もあり、悪い流れになりかねなかったが、後半開始早々の佐藤の左足がそれを防ぐ。さらに、58分にはセットプレーの流れから青木が2点目を奪うことに成功。
以降は鹿児島に時間を作られながらも、守備陣が耐え、2-0での完封勝利となった。

6月以降は勝ったり、負けたり、引き分けたりという状況だが、例年この時期は長いトンネルに入りがちなので、ホームで勝ち点3を取れている点は去年との違い。ビルドアップこそできないものの、相手陣内に入ってからの攻撃は多彩で、ようやくチームとしての上積みを感じるようになってきた。ただ、そのベースにあるのは、ボールを失った時の切り替えの早さや、球際や競り合いで負けない強さ。コンパクトな陣形を保つ走力。この試合は、それらの観点で誰が見ても上回っていた。どんな順位の相手であっても、それらをどこまで徹底できるか。
6位岡山との勝ち点差はまだあるものの、プレーオフ圏内を諦めるのはまだ早い。アウェイではあるが、栃木、群馬等の下位チームからはしっかり勝ち点を取り、ホームでどこまで「3」を取れるか。9月の岡山、千葉、徳島あたりとの結果が今シーズンの着地点を決めそうだ。

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