【23-24|リーグ・アン】オリンピック・マルセイユ vol.2
こちらも割と追うことができたので、マルセイユの第2シリーズ。今回は9月インターナショナルマッチウィーク明けから、10月の同中断前まで。
前回はコチラ。
・対象試合
対象試合は下記。
5節 vs トゥールーズ (H) 0-0 △
EL1 vs アヤックス (A) 3-3 △
6節 vs PSG (A) 0-4 ●
7節 vs ASモナコ(A) 2-3 ●
EL2節 vs ブライトン (H) 2-2 △
8節 vs ル・アーヴル (H) 3-0 ◯
最後の最後でようやく勝利。そこまでつまづいた理由は・・・・
・それでいいのか
試合どうこうの前に、起こってはいけないことが起こってしまったマルセイユ。
5節のトゥールーズ戦をスコアレスドローで終えると、その結果に不満を持ったウルトラスが、ロンゴリア会長、マルセリーノ監督を脅迫。結果、マルセリーノは辞任。なぜ、このようなことになるのか。ピッチの外の力が、ピッチの中に及んでしまうクラブは、クラブとどうなのだろうかと考えてしまう。
象徴的な一文はここだろうか。
どのような脅迫だったかはさておき、そのような環境で仕事をしたい人間などいない。
確かに開幕から絶好調ではなかったが、そこまで批判されるような内容ではなかったと思う。しかし、マルセリーノのサッカーは港町マルセイユの気質には合わなかったのかもしれない。
それでも、非常に現代の社会では、考えられないようなコミュニケーションの取り方には違和感しかない一件だった。
・ガットゥーゾ
新監督に就任したのは、ジェンナーロ・ガットゥーゾ。何人も断られ、彼に断られたらロンゴリア会長も退任するつもりだったとかなんとか。
早速ボール保持宣言で、いささかマルセリーノとは逆行するスタイルであることを見ると、最早チーム強化どうこうではなく、「とりあえず監督やってくれる人」であったと認めざるを得ない。まずは今シーズン限りの契約で、4位以内に入ると1年延長という契約のようで、リーグ戦とELが並行する年内をどのようにして乗り切るか。
奇しくも、リヨンもグロッソ監督を招聘し、低迷する名門2チームがイタリア人監督となった。しかも、2006年ワールドカップ優勝メンバーとなったわけだが、両チームに未来はあるのか。
・ガットゥーゾ体制のマルセイユ
ガットゥーゾ初のホームゲームのヴェロドロームには超満員のサポーターが駆けつけ、大迫力のホームを作るもドロー。
続くリーグ戦、ル・アーヴル戦では自力の差で快勝し、新監督に初勝利をつけて中断期間に入った。
クラウス、エンベンパ、レナン・ロディ、ウナヒ、アリなどの主力組が抜けるものの、それ以外のメンバーはガットゥーゾの元でハイプレス&ビルドアップの落とし込みに励むと思われる。リーグ戦では、PSG、モナコに敗れた時点で、リーグ3位の座を狙うことが現実的だと思われるため、あとはカップ戦でどこまで結果を出せるか。来季のCLストレートインはクラブのためにも必須なので、次の1ヶ月はそこを達成できるための基盤が構築できたかどうかのチェックになりそう。
個人的にはマルセイユに関して若干見る気が失せつつあるので、今後の優先順位は低め。
ただ、ELは勝ち抜くだろうと見越して、WOWOWのPPVで1万円払ってしまってるので、年内は頑張ろうかという温度感。
とりあえずCL争いを繰り広げることが当面の目標だろう。
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