2024 J2 第2節 レノファ山口FC vs ブラウブリッツ秋田
長期キャンプ中の秋田が次に乗り込むのは山口。昨季は勝利したスタジアムで、今季初勝利をあげたい一戦のスタメンはこちら。
山口は前節からスタメンに変更なし。
秋田は水谷がメンバー外で、丹羽が今季初スタメンとなった。
前節とは変わって、試合開始から敵陣で試合を進めることに成功した秋田。決定機を作るまでには至らなかったが、試合の入りとしては良かった。しかし、7分に相手に与えた最初のCKを梅木に仕留められ、この試合もリードを許す。
その後は山口の長短のパスを織り交ぜた展開に四苦八苦。基本はミドルプレスで構えていたが、山口のビルドアップに対して効果的な配置を取れているとは言い難かった。
後半は、幾分秋田ペースで試合が進むも同点弾が遠い。そんな中、75分に喜岡が1発レッドで退場となり数的不利に。終盤、ヘナンに右サイドを攻略されると、小林に決められ万事休す。手痛い開幕連敗スタートとなってしまった。
この試合で解説されていた中島浩司さんが、今の秋田の問題点をズバリ指摘していたため、お言葉を借りることとする。
まず、「セットプレー、本当に強み?」という点。確かにCKは取れているし、ピッチ中央のFKなどはGKの圍から精度の高いボールが入るが、そこから先はどうか。要は、数放り込んでる割に成功率が低いため、本当に強みと言えるのか?
また、ロングスローも同様で、そこまで飛距離が出ておらず、どんなに飛んでもニアサイドのゴールポスト手前くらいなので、相手としては対策が容易なのではないだろうか。
また、ここからは私見になるが、齋藤が抜けた穴は大きく、ハイプレスの威力が半減どころではないレベルになっているのも気になる。小松、梶谷に同様のものを求めるわけではないが、では、2人の強みを活かせる形になっているかと言うとそうでもない。この点は、開幕戦で触れた小松活用法にも繋がってくるのだが、答えはあるだろうか。
総合的に、開幕2試合を見ただけではあるが、今シーズンは本当に厳しい戦いになると言わざるを得ない結果となった。
次節はルヴァン杯を挟んでアウェイで徳島と対戦。こちらもこちらで、かなりまずいようで、サッカージャーナリストの小澤一郎さんに酷評されてます。
このままいくと、残留争うことになりそうなので、しっかり勝ち点3を持ち帰り、ホーム開幕戦に備えたい。
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