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ビジネス書を読んで満足するな

多くの「ビジネス書」というのは、より実践的である反面、多くの人に読まれようというマーケティング的な前提があり、自ずと再現性の高さを重視する。となると高難度のことは自然と省かれて「手加減」して書かれてある。

単純な「方法」に限った本ならまだしも、その書かれた言葉がそのまま世間のビジネスリテラシーを反映しているとしたら、あるいは、そこに書かれていることによってそこで思考の深度に満足し停滞しているとしたら、ビジネス書に書かれていることは、その本を理解できる人が多い以上、相対的に自己の差別化にはいたらない。

理解した、ということに踏みとどまってはならない。あるいは、「理解した」という発想は学校教育の害のある反動なのか。知識は権威あるものによって権威化され、「理解した」ということに到達感を与えてしまう。ビジネスは、競合と横並びであることは破滅的である。「good」は「great」の最大の敵である。真実は存在せず解釈のみがある。知は継続的である。つまり知識と思考は本質的に「発展」的である。サイエンスのように。アートのように。



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