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こりゃまるで懸賞生活

その昔、TVで野菜の名前の付いた芸人さんが
部屋に篭り、ハガキやラジオなんかの懸賞に応募し、当選した商品で
やりくりして生活する人気企画があった。
今の俺はまさにそれと同じような感じである。
一つ違うのはその懸賞が全部当たるという夢のような生活だということだ。実際には懸賞ではなく、戴物なんだけれど。

素晴らしい世の中だ。
人類総メディア時代。
幼少期に夢みた未来の世界が今、まさに、ここにある。ネット回線は
まるで蜘蛛の糸のように全世界に張り巡らされ、情報が光速で駆け巡る。
俺は蜘蛛なのか?獲物なのか?

怪我で欠場をすると応援してくれるファンの方々から善意の優しい雨が
降り注ぐ。それは時にAmazonギフトカードやAmazon欲しいものリストに
登録してあるもの、コンビニで使えるポイントやクオカード、スタバなどの限定されたお店で使えるポイントだったり、ファンの方好みのお店の商品に姿を変える。

賛否両論あったりもするが、俺は貰えると嬉しいので賛成派である。
命がけで試合して夢や希望をふりまいて(いると思っている)いるんだから、
それぐらいはいいだろうと思っている。
が、
厳しい意見もあるにはある。
が、
知ったこっちゃねぇと思っている。
し、
うるせぇ黙れと思っている。
キレちゃいないよ。


みんなは知らないと思うが年に一度、誕生日というものもやってくる。
英語で言うとBirth Day. 誕生日にもたくさんのプレゼントを戴ける。
そのプレゼントを選ぶのに費やした時間や、俺のことを一瞬でも
想ってくれた時間、そういうのが目に見えて具現化するので、
手放しでめちゃくちゃ嬉しい。
もちろん単純に欲しかったものが貰えるので嬉しいに決まっている。

俺は試合を観に来てくれたり、プレゼントをくれたり、
ずっと応援してくれる方のことをきっと一生忘れないだろう。
今だって毎日顔を思い浮かべるぐらいだ。
いつか俺の命が終える時にも、生の淵で思い出すだろう。
神だっていつかは死ぬし、全知全能でも脱臼して靭帯断裂するのさ。


人類総メディア時代。
想いは地球の裏側にだって一瞬で届く。
これを読んでいる貴方もインターネットという名の蜘蛛の巣の
どこかに引っかかっているはず。

貴方は蜘蛛なのか?それとも獲物なのか?

ありがと!!