見出し画像

「UPDATE EARTH 2024 ミライMATSURI @前橋」で社会と詩のイノベーションについて考える

今日3月2日、グリードーム前橋で、大きなイベントが開かれたので、観覧に行った。街なかの会場も連動しての官民共同イベント。

デロイトトーマツが始めた国内最大級のイノベーションプロジェクトで、その第1回として前橋が選ばれた。

前橋で開催できたのは、JINSの田中仁さんと山本前市長の寄与が大きいと思う。オープニングトークでは、小川新市長とともに、山本前市長も登壇し、一緒に並んで話している光景が頼もしく見えた。

自民党の経済政策、イノベーション施策は、現在動いているから目に見えるけれど、野党が経済政策やイノベーションについてどんなことをしようとしているのか見えないところがある。少なくとも前橋においては、これまでどおりの官民連携の経済政策、イノベーション施策が続いていくことが、新旧市長が揃うことで、きちんと発信されたので、ひと安心した。

デロイトトーマツが令和4年7月に前橋に事務所を作るというニュースはインパクトがあったけれど、その流れの一環に今回のイベントがあるのだろう。

国は「異能ベーション」という施策もやっていて、これは、世の中を変革するには「変人」が必要、というコンセプト。
国も、民間の力を借りながら、けっこういい施策をやっていると思う。

異能、変人、、、とくれば、詩人の出番。

前橋出身の萩原朔太郎、萩原恭次郎は、詩の世界で異能ベーションを起こしたと言える。
前者は口語自由詩による象徴詩で詩の世界を確実にアップデートさせた。
後者はダダイズムの影響を絵けて詩の世界をビジュアル的、音響的に拡大した。

ふたりの異能ぶりを、その後の前橋の詩人たちがどこまで引き継げているか
というと、なかなか難しい。

ぼくは、天邪鬼という点では、ふたりに引けを取らないけれど、異能とまでは自称できない。

前橋の詩人として、詩の世界に「異能ベーション」が起こせるか、地元社会に「異能ベーション」を起こせるか。
そんなことを考えながらイベントを見ていた。

ともあれ。
自分のできることを、コツコツと、理解者とともに取り組んでいく。
ぼくが「異能ベーション」を起こせなくても、ぼくの仲間や後進たちが、「異能ベーション」を起こせればいい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?