やりたいことをやりなよ

もう年の瀬ということで、最近「今年のベスト〇〇」みたいなものをいろいろと考えてたんですが、(残り数週間のうちにとんでもない作品がリリースされない限り)今年の個人的ベストアルバムはChildish Gambino『3.15.20』になりそうです。かなり聴きまくりました。

全曲好きなんですが、一番最後の曲「53.49」のコーラス部分の歌詞がグッとくるので紹介したいと思い、今これを書いてます。

There is love in every moment under the sun, boy
(いつだって太陽の元に愛はある)
I did what I wanted to
(俺はやりたいことをやったぜ)
There is love in every moment under the sun, boy
(いつだって太陽の元に愛はある)
You do what you wanna do
(君もやりたいことをやりなよ)

いやー、痺れるなぁ。

このアルバムはわりと破茶滅茶で奇抜なこともあって、いわゆる音楽通受けはあまり良くない作品だと思うんですが、最後にこんなパンチラインを持ってこられると(自分が音楽を作る人間だということもあり)いつも泣きそうになるのです。

カオスな世の中だけど愛を信じてやっていこうぜ、と背中を押されたような感覚になります。後半のシャウトにも心が震える。

こういう自分にとってすごく大切になる言葉というのは、その時の心境や出会うタイミングなど、いろんな要素が偶然バチッとかみ合うことで初めて大切なものになるので、それだけ愛おしい。

大学受験の時に支えられたスーパーカー「Easy Way Out」の「なるようになっていつか若かったせいで片付けるさ」も、就職と音楽の狭間で出会った西加奈子『サラバ!』の「あなたの信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」も、俺にとっては奇跡のような宝物です。

ふと今、自分の言葉も誰かのそれになればいいなぁと思いました。精進します。

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