めでたい
どうも、市童です。
昨日は鈴本演芸場にて、落語協会百年興行の初日でした。阪神甲子園球場と同い年です。めでたい!
私も出番をいただきました!しかも二ツ目だとあり得ない深い出番!いゃお!(嬉)
楽屋入りも重役出勤です。あんまり早く行っても居場所ないからね。
楽屋に入ると、特別興行ということもあって、たくさんの師匠方で楽屋はいっぱい。結局居場所はなく、ワイは前座さんが着替えるところに陣取りました。と、前座さんの居場所がなくなるという、楽屋あるある。「ここに居てごめんね」という気持ちが大切です。前座さんに嫌われてはいけません。前座さんのおかげで寄席はまわっています。
立前座(バイトリーダー)に持ち時間を聞くと10分ぐらいとのこと。よし、権助の噺か与太郎の噺で行くぞとネタ帳見てみると、上の写真の通り、2つとも出てる……。これもあるあるですね。どういうわけだか、稽古してきた噺が出来ないという寄席七不思議の一つです。
ちょっと出番が変わっただけでも、常に寄席に出られている師匠方の凄さを感じます。昼夜入れ替えなしの夜席のヒザ前とか、やるもの無さすぎだろ。しかもただ演ればいいって問題じゃないから厄介です。
そんなこと考えてたら、自分の出囃子が鳴って、喋っておしまい。
あたたかいお客様。ありがとうございました。
お客様あっての100年です。タカラトミーと同い年です。めでたい!
今日は港区にある中学校へ。
始兄さんと二人。広尾駅、8時集合。早い。
すみません、早い早いなんて文句言って。普段の生活から考えると早いということです。土曜ということもあって、電車は座れました……。
全校生徒を前にしての公演。生徒さんは偉いよ、本当。自分の意志じゃなく、大人が拵えた「伝統芸能鑑賞会」なるものに真剣に取り組んでくれているんだから。大仰な名前だね。
最初の挨拶の生徒さん
「落語は、江戸時代の生活の様子がわかり、そして様々な教訓が込められています。皆さん、しっかり聞きましょう。」
ワイの気持ち「そんな大層なもんじゃないよ……何も考えず笑っておくれ……」
出来るだけ生徒さんに寄り添い、落語はそんな堅いもんじゃないんだよと分かってもらわないと、笑うという状態になりません。かと言って、崩しすぎると、教育の現場の大人たちのニーズに合わなくなります。
そのへんが難すぃ。始兄さんは器用にやられる方です。いつもおんぶにだっこです。
私も考えすぎなんだと思う。楽しきゃいいのよね。楽しくないとね。
素直に噺を聞いてくれました。感謝。
大勢で東京中走り回るやつの準備ですね。
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