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日本一ボへ〜っとした弁護士が、ビジネスの伴走者を担う

今回はボヘ弁こと石橋京士さんをゲストにお招きして、弁護士になった理由や今後のビジョンなどについてQ&A方式で伺いました。

7月23日金曜日 MorningHouse#177

MorningHouseの魅力をSNSで綴っています。
なお、事前にスピーカーに掲載許可をいただいています。

※名前の横がclubhouseIDです。
■Facilitator 
AYUMIさん @ayumi77   
Instagram ayumi.0277 Twitter asahiai_77
■Guest 
石橋京士(ボへ弁)さん @ishibashi
Instagram/Twitter共通 ishibashilaw 
■Advisor
のぶしろさん @nobushiromasaki
Instagram  masakinobushiro
Twitter  lumCiniNGnBDurw
■Editor
りゅーたん @ryutan235
Instagram/Twitter共通 ryutan235

▶︎ボへ弁さんが思う、弁護士のイメージについて教えてください。

一般的には弁護士の仕事って、裁判とか依頼すると高そうとか、高級取りだというイメージがありますね。

他の士業との役割でいえば、
登記が必要だから、司法書士
確定申告なら税理士
人を雇うと思ったら、社労士
商標をとろうかなと思ったら、弁理士
それ以外に何かあったら弁護士っていう発想の方は多いです。

僕は順番逆だと思っています。

「とりあえず弁護士」が一番でいいんです。

これは別に宣伝的に言っているのではないですよ(笑)。

▶︎ボヘ弁の由来は何ですか?

「日本一ボへ〜っとした弁護士」という意味です(笑)。
あみたそさんが名付けてくれました。

弁護士というと敷居が高いと考える人もいるので、親しみやすくなればいいなと思っています。

メガネをかけたひげの、変なポーズを取っている人と「僕もそういうこと考えたりするんですよね、ボヘ〜っと」みたいな話をしたらすごくツッコマれました。

そうなれば、依頼者さんと僕が対等の関係になっていくんです。

それまで卓巳さんは、かしこまって、「ちゃんと喋らなくては」と構えていた。

それが崩れるのがいいんです。

ちなみに名付けはあみたそさんです。

僕は普段から、先生って呼ばないでくださいって言っています。

ボへ弁さんが弁護士になろうと思ったきっかけを教えてください。

もともと僕、大学が法学部じゃないんです。

大学浪人してるんですけど、その時まで公務員になろうと思っていました。

当時、母子家庭で2人の兄弟がいたので、僕が公務員にでもならないと生計を立てていけないと感じていたんです。

ところが浪人してしまって、予備校に通いながら新聞配達とかをしていましたね。

ところが、たまたまある日、宮城大学で教鞭をとられていた先生が地元のテレビ番組で取り上げられてたんですよ。

熱心な方で、なぜかその人に教わりたいと思った。

直感です。

それで、もう、宮城大学に俺は行くんだって決めました。

目指したのは事業構想学部という学部です。自分でそれこそ起業してやろう、みたいな感じで乗り込んでいきました。

当時まだその学部は創部6年目とかで、大学教授も社会人出の方が多かった大学です。

きわめて実践的でした。

学生団体イベントなんかをやりましたね。

写真展を行うための広告協賛を取ろうという話が出て、僕が営業部隊になってアーケード街のお店に飛び込んでいったり。

それにアルバイトの体験も手伝って、「目の前の人に『ありがとう』って言ってもらえて、お金にもなる仕事ってめっちゃいいじゃん」ってなりました。

そんな時に変化が訪れます。

大学3年ぐらいの時に司法試験の制度が変わり、ロースクールというのができて法科大学院に入って修了した人が受けられるようになったんです。

法学部じゃなくても弁護士になれる道が開かれた。

そこから、弁護士を意識し始められたのですか?

そうです。

新しい制度を知った際に、起業についてのノウハウを知る中で、法律的な問題にひっかかっている人を何人も見てきたことを思い出したんです。

僕は法律の面からビジネスの手助けをしたいとの思いを抱くようになりました。

そこから人脈を作っていって、独立までこぎつけた。

今は経営者の相談や、起業の立ち上げ支援などをやってますね。

契約書を取り交わして無いとか、契約書でモメてしまってからのやり取りがとんでもないことになってたりとか。

そこで気になったのが、みなさん炎上してから相談に来られる、という点でした。できれば手前の段階で相談に来てほしいです。

自分のやりたいことや、独立してみて実際の肌感覚とかはいかがですか。

いまはビジネスの相談が半分、残りは交通事故や家族問題などのトラブル系ですね。

ただ、僕的には、企業さんに対して、能力を使いたい思いがあって、今そっちに振り切ろうとも模索しています。

ともあれ、炎上の前に、みなさん、相談に来てほしいです。

虫歯になったら痛い痛いって病院に行き、治療を受けますよね。

で、予防しておけばよかったと後悔する。

3ヶ月くらいに一度とか定期的に検診行ってる方は、多分わかってもらえると思うのですが、定期検診のように気軽に相談してほしいんです。

お金が高くつくとか、時間がとられるとか、そういう感じでみなさん、来られない。

僕はそこを変えたいんですよ。

一回診断受けてみませんか?みたいな。

企業の健康診断プランとかがあったらいいじゃないですか。

ボへ弁さんに色々相談すると、すごく自分のことを整理していただけますよね。

最近、ひしひし感じているのは、
「弁護士は正解を教えてくれる人」みたいな前提で来られる人が多いということです。

現実は方程式のようには解けません。

契約書の有り方 一つとってもそうなんです。

自分でやろうとされる方は大抵、ひな形を持ってきてそのまま使おうとするんですけど、あくまでひな形はひな型であって、それをカスタマイズしなければいけません。

じゃあどういう内容であればいいんでしょうねって話になった時に、
「そもそもなんでそういう契約しようと思ったんですか」
ってところから僕は聞いていきます。

正解云々の前に、まず問うんです。

「どういう意図でその契約をしようと思っているか」
「今の会社の事業の状態を説明できるか」
「そもそもどこを目指しているか」

そういった話を聞いてると、違うところから本音が出てきたりして、実はこれがやりたいわけじゃない、みたいな話まで出たりするわけです。

その時、僕は問いますね。

本当にそれ、今無理して受けなきゃいけない案件ですかって。

すると、依頼者さんが「人から言われて…」みたいなことまで言い出されることもあります。

明らかにこれはダメだなって思うのは、軸がなさすぎるというか、とりあえずお金を稼げれば、みたいな感じの発想でいろいろ話してくる人です。

そこに特に何か思いがあるわけでもなく、何かこう、うわべだけみたいな感になっている。

誰が喜ぶか、誰が助かるかとか、それで何が良くなるの?みたいなところがあんまりない人だと、一歩は踏み出せません。

軸がどれだけ強いかが大事です。

事業計画を起こす時もそうですが、これから何かしようと思ったタイミングで、何をして何のどこを気をつけていけばいいかを確認することがポイントです。

弁護士に相談して、最初から、ココとココとココを注意しておいた方がいいよ、みたいな話を聞いておいてからやった方が良いです。圧倒的に良い。

そうですね、結局何もなく終わることのほうが多かったりします。

それはそれでいいんですよ。

別に取引だって契約上、絶対必要かって言ったらそうでもありませんので。

コンビニで物を買ってきましたって時に、契約書にサインなんてしないでしょう。

飲食店でご飯食べるときにサインとかしないでしょう。

支払いでクレジットカードを使う時くらいじゃないですか、サインをするの。

必要がないなら、やらない。

無駄なことも、やらない。

それが賢明だと思いますね。

おわりに

弁護士の枠を超えてビジネスの相談や問題解決にコミットすることをしていくボへ弁さん。

ここまで気さくに話せる弁護士はいないと思いました。

SENSEでも仲良くしてください♫

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