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【旅行】デンマーク紀行 [1日目・2018.11.10]

2018年の11月。
僕は、イタリア・トリノに滞在していました。

2018年4月から滞在を始め、2019年3月までの一年間、トリノで時を過ごしました。
デンマークを訪れたのは、そんな滞在が半分ちょっと終わったところ。

EUの国々は国境がないようなもので、往来が非常に楽に行えます。
イタリアから他国へ飛び立っても、EUの国であれば、特に厳しいチェックもなく入国することが可能。
ということで、イタリアに滞在していたことは、ヨーロッパを旅するにはもってこいの環境。

しかし、出不精な僕はよっぽどの理由がない限り、他国へ赴くこともありませんでした。

当時訪れた国と言えば、
・スペイン
・デンマーク
・ハンガリー
・ベルギー
・ドイツ
のみ。

しかし、行くにはそれなりの理由を持ち合わせていたため、どの国に対しても特別な思い出を抱いています。

そしてこの頃、自分でもよく分かりませんが、デンマークの旅行について記したいと思うようになり。
その心に従い、旅行の思い出をつらつらと綴りたいと思います。

出発

トリノからデンマークまでは、勿論飛行機で。
行きも帰りも、ドイツのフランクフルト空港で乗り換えをしました。

僕の暮らしていたシェアルームから、トリノの空港までは約2時間
トリノのPorta Susa駅まで約50分ほどかけてバスで移動し、そこから空港までのシャトルバスで約1時間ほど。
気軽に飛行機に乗りやすい、とは言えませんでしたが、まあ気にせず。
移動中、音楽を聴きながら本を読んでいれば、あっという間です。

旅に欠かせないのは、やはりお酒
普段もよくお酒を飲みますが、旅行中はたかが外れたように、飲みます。
空港の売店で、イエーガーマイスターの小瓶を購入。

この時まで買ったことも飲んだこともなかったのですが、ずっと美味しそうだなあ、と思っていたので、はい。
35度もあるお酒を、行きの飛行機の中で飲もうとは、我ながらぶっ飛んでいますね。

オレンジっぽい香りが漂い、ハーブの独特の味もありつつ、アルコールの強さも感じられ...とても刺激的で美味しいお酒でした。
ストレートでもいけます。また買おうかな。ロックや水割りも美味しそう。

一人旅が好き

そういえば、この旅行を含め、僕の遠出は大抵一人
友達がいなかったわけではありませんが、旅先でやりたいこと・見たいものが誰かと一致することはほとんどなく。
一人でいる方が楽だと気付くと、それ以降ぼっちで行動するようになりました。

また、普段はきっちりとした性格ですが、旅行先での予定を立てることはあまり積極的ではなく、気の赴くままにぶらぶらすることが好きです。
不思議なものですね。

コペンハーゲンへ

道中は特に変わったことはなく。まあ飛行機に乗っているだけですものね。

一つ、特筆すべきことを挙げるならば、フランクフルト空港での乗り継ぎが非常にシビアであったこと。
予約した後に気付いたのですが、飛行機を乗り換えるための時間はたったの35分しかありませんでした。笑
安い航空券を購入すると、こういったことがザラに起こります。お気を付けを。

降りたゲートと、次のゲートが近ければ何ら問題ないのですが、このときは運の悪いことに、ゲート間の距離が非常に長かった。
ターミナルがそもそも違い、連絡通路を猛ダッシュ。
フランクフルトからデンマークへ行くゲートに着いた瞬間、搭乗が始まったのをよく憶えています。
今思うと、なんて無謀な...若さゆえの無謀。と言っても当時既に25でしたが。

コペンハーゲン

そして到着したコペンハーゲン。
空港から市内まで電車で移動しましたが、切符を買う際のデンマーク語が全く分からず。笑
o(オー)を切るように斜線が入っていたりして、何だこの言語は、と思ったことを強く憶えています。

全く知らない言語の中に飛び込むのも、大変楽しいものです。
旅行ならね。住むとなるとたまりませんが。

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到着しました、中央駅。

あ、予め言っておきますが、僕は写真を撮る腕がイマイチです。
先日も、近しい方にご指摘されたばかりです。自覚しておりますので、どうかご容赦を。
駅近くのホテルへチェックインして、早速散策へ出ました。

デンマークのビールと言えば

さて、突然ですがここで問題です。と言っても、とても簡単な問題。

デンマークの世界に誇るビールと言えば?

チッ...チッ...チッ...チッ...

ご名答、Carlsbergです。

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現地で購入したマグネット

緑色の缶に白い文字で書かれた、お洒落なロゴ。
このビールを飲んでいるだけで、どこか幸福になれるような。
鮮やかな黄金色と、さっぱりとした苦みが特徴的です。飲みたい。
ヨーロッパに来る前から大好きだったビールです。ロゴの入ったTシャツも持っています。

ホテル近くのスーパーへ行き、早速僕はカールスバーグを購入。
日本ではお目にかかったことのない、鮮やかな色をした缶も見つけ、購入しました。

近くのベンチへ座って、ぼんやりと風景を眺めていると、当時イタリアで仲の良かった女性からメッセージが。

「今、デンマークで何をしているの?」

「デンマークでビールを買ったよ」

その場で携帯で写真を撮り、添付しました。

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ご相手は、
「ryutakun、デンマークのことよりもビールの写真を送ってきた!!」
と笑ってくれ、僕の下手な写真をストーリーにも上げていました。

そりゃ、ビールは飲むでしょう。

コペンハーゲンの風景

行く当てもなく、僕はデンマークの市内をぶらぶら。

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ホテル近くのバー。何にもない風景ですが。
これはヨーロッパの国々に言えることですが、落書きがチラホラと目に付きます。いけないことなのですが、味があるのが、ずるい。


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ビールの写真を撮ったすぐ近くで。


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建物。英語で広告が出ているのも、デンマークの特徴かと。
後述しますが、英語がどこでも通じたことは、デンマークで感じた驚きの一つです。


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荘厳のある建物に、セブンイレブン。ちょっとした違和感。
デンマークではセブンイレブンが点在しており、少し日本が懐かしくなりました。イタリアにはセブンはなかったので。
にしても、濃い色をした厳かな建物の一階に、セブンの鮮やかな色が光っているのは、やはり何度見ても慣れませんでした。


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河。海が近く、そのまま出港できそうな。
空が相当暗いですが、このときの時刻は確か、17時頃。日が暮れるのがとても早かったです。

トリノの11月はあまり寒くなく、あんまり着込まずにデンマークを訪れていましたが...なめていました。デンマークの11月の夕方は寒かったです。
微かに震えながら、致し方もなく、そのまま探索を続けます。

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確か、図書館だったような...ググっても出ず。当時の僕はどうやって見つけたのやら...


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散策を続けていると、雪が。
街は一層寒くなり、僕は開いていた上着のボタンを留めました。
日本のお友達とラインをしながら、一人で彷徨い続けました。

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ただの手振れお化け。っぽく見えるかなぁ、と。
ホテルに戻っても良いはずが、どうして夜までぶらついていたのか?

それは、僕の大好きな歌手、Father John Mistyのライブに参加するため。
デンマークに興味があったのは勿論ですが、この旅行の最大の理由は、彼のライブ。

ライブのこと、そして二日目のぶらぶらのことは、また次回書きたいと思います。ではでは。

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