凄い同僚達自慢(過去編1)

前置き

自己紹介の中で、
「出会った方々についての振り返りなんかもこのNoteでしてみたいかも。」
「自己紹介ではなく昔の同僚の自慢話になってしまいました。」

なんてことを書いていたので、伏線を回収していきたいと思います。

タイトル迷いました…。「凄い同僚」と書きましたが、僕にとっての「凄い」であって、多くの人に響く話ではないかもしれません…。僕に影響を与え、僕がいまでも感謝、尊敬している人達について書きたいと思います。

もちろん個人名は出しません。
一応敬意を表してイニシャルにして、万が一本人が見たときにくすぐったい気持ちになるようなスパイスは混ぜておこうかなと思います。

まずはTwitterの方でも書いたのだけれども、
学生から社会に出る直前まで「働きたくないでござる!!」
社会に出ても数年は「仕事イキタクネーorz」マインドだった僕が、いつの間にかそこまで重症患者でなくなっていったのは、社会人初期に出会った数人の同僚達のおかげだと思う。

140文字では説明しきれなかったので、このマインドを変えてくれた2人をまずは紹介してみようと思う。

T君のお話

自己紹介にも書いたけど新卒で勤めた会社は半年ほどで辞めている。今で言う超絶ブラック企業だったからだ。ただ当時はまだ「根性論」がまかり通っていて、半年で見切りをつけた僕に色んな言葉をかけて来た人がいた。

実際新卒で半年で辞めるって言うのは、その先の不安感とか考えたらかなりマイナスなアドバンテージだと思うけど、当時の僕は「もうこの環境でやれることはやったし、これ以上いても自分が壊れるだけ。決断は早い方がいい。」と考え、人事部長に退職届を提出した。

新卒ということで同期が7人程いたんだけど、そのうちの2人とはブラック環境下でも週1~2回飲みに行く仲で、そのうちの1人、T君から退職時にもらったメールの一部分がこちら。

とりあえず暫くぼけ~っとして、落ち着いたら「自分が本当は何をしたいか」考える時期がくると思うよ。そこで一度真剣に考えるといい。「生きるの面倒くさ」くなるかもしれんけど、それも一つの道やしね(笑)。誰にも何も指図されない自由な状態で、死にたくなるまで考えるといい。そこで出た回答はきっとその後の人生で誰にも覆すことのできないポリシーになるはず。きっとバケルはず。どうなるかわからんけど。
最後に俺がホンマによっぱらって後輩捕まえてくどくど言うときのセリフを。「お前、後の人生60年何する?」

最後の1文がね、当時自分のキャリアとかライフスタイルとか全く考えていない、新卒半年目の僕には非常に重かった(笑)

なんてメールを送ってくれるんだコノヤロウ!重てぇよ~!って、当時はT君を少し恨んだかもね(笑)

でもね、その後この言葉はずっと刺さってて「どうしよう、どうしよう?」って、僕の社会人初期の原動力の1つにはなりました。20代前半ではまだ早いかもしれないけど、人生を逆算して考えるという大きな切欠にはなりました。そしてね、話は2つ目の会社で出会った同僚の話に繋がります。

Nさんのお話

1つ目の会社を辞めて半年ほどぶらぶら倉庫の仕分けや家庭教師のバイトで食いつないでいた僕。ようやく再就職が決まり「前職で学んだプログラミング知識を活かしてやるぞー!」と息巻いていたけど、いざ働き出したらやっぱり「仕事だりー」「プライベート最高!」というモードにあっという間に切り替わっていた(笑)T君の言葉の中から「残りの60年プライベートは充実させつつ、仕事は食う手段としてテキトーにやっていく」程度のマインドにしかまだなっていなかった。

Nさんはね、当時の上司とかからの評価としては決して「仕事ができる」というような人ではなかったし、僕もNさんが出来ない部分をフォローするためにそのチームに配属された感じだった。

ただNさんは飛び抜けたホスピタリティというか憎まれない不思議なマスコット的な魅力があった。本人はそこまでそう思っていなかったようだけど。自分とは結構タイプが違う人だったのだけれども、よく休憩時間を共にして色々話をした。当時の上司が厳しい人だったのでベランダで愚痴を言い合ったりね(笑)長いときは1時間ぐらいダベってました。

そんな中僕が当時の仕事に対する価値観(上で書いたこと)を言ったら、意外な答えが返ってきた。

リュウさん、仕事ってね、単純計算で1日の1/3は過ごすし、人生の中で過ごす時間としてもほぼそれぐらいの割合なので、仕事自体は僕も特に好きってわけじゃあないんだけども、でもそれでも、それだけ過ごさなきゃいけない時間だから、その時間ができるだけ楽しく過ごせるように工夫はしようとは心掛けているんだよねぇ。

とムーミンパパのような声で語ってくれた。
(外見はくまのプーさん系です🐻)

このNさんの言葉と、T君の言葉が合わさり、僕の中で、

そうだよな。「仕事=楽しい」になるように工夫した方が、1日8時間という苦痛が苦痛ではなくなるんだな✨この先のことも考えると絶対そうした方がいい!どうせあと数十年稼がなきゃならないのは変わらないし。

と価値観が一変したと思う。

T君とNさんの言葉が繋がって

みんな経験があると思うけど、1人の人から言われた言葉だけだとピンと来なくても、複数の人から言われた言葉が点と点で繋がり、線になって、より響くものに化学反応を起こし変化することがある。

僕の場合社会人1年目、そして2年目で出会ったこの2人からの言葉がその後の仕事時間の方に特に大きな影響を及ぼしたと思う。

T君はその後連絡は途絶えてしまったけど、Nさんについては2つ目の会社で10年以上共に仕事上の時間だけでなく、ご飯や休憩の時間を長く過ごしました。その後Nさんは僕よりも先にその会社を卒業し「本当にやりたい事」を追いかけ全くの異業種に飛び込み、今はその夢をかなえて「楽しく」仕事をしています。いまでも年に数回ご飯に一緒に行く関係が続いています🍚

コロナ禍なので頻度は少しだけ減っているけれども、少し落ち着いたらまた思い出話だけでなく、色々話したい方です😊

ということで「現在編」「未来編」は今のところ書く予定はないですが、
過去編は1としちゃったので、多分気が向いた頃に2を投稿すると思います。

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