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大学卒業を経て

なんだかんだ、なんとかした大学卒業

先日なんとか無事に大学を卒業しました。
家族、叔父や叔母、両家の祖父母に、「この度は卒業いたしました。これも皆様のご助力あっての卒業です。深く感謝しております」といった定型文を卒業した当日に無心でLINEしました。
初投稿でも書きましたが、私の大学生活はかなり混沌としていたと自負しています。
自負していると書くと自信ありげに感じるかもしれませんが、全くその通り自信満々にどうしようもない大学生活でした。
本当に、入学式から卒業式まで色々なことがありました。
今回のこの投稿では私の大学生活を狂わした大学1年生の頃に起きた出来事について綴っていきます。

大学受験

私は大学受験に際し、父親が小売業に務めているから、という理由で商・経営に準ずる学部を持つ大学に絞り受験しました。
当時、文理や心理学、哲学などの学部に行きたいと本当は思っていました。
ただ、偏差値が足りなかった。
加えて志望の学部になんとしてでも行きたいという気概が皆無でした。
私だけでなく、多くの人が何か目的をもって行動を起こすでしょう。
「お金が欲しいから働く」「好きな人に振り向いてほしいからダイエットをする」「ゲームでランキング1位を獲りたいから寝る間も惜しんで練習する」など、何かをするに際して何らかの動機があるはずです。
私にも大学受験をする動機が一応ありました。
「親に心配かけないこと」「高校を卒業したら大学に行くべきという親の考えに背かないこと」だったでしょうか。
実際はもっと色々親が納得するであろう理由を考えていました。
私の家では、家族会議と呼ばれる討論会が頻繁に開かれていました。
年末に行われると1年の反省会、年始に行われると1年の抱負を、高校・大学受験ではパワーポイントを用いたディベートをしました。
嘘だと思うでしょう。
本当なんです、これが。
大学受験に際しても、例外なく家族会議を行いました。
「〇〇大学〇〇学部は私のやりたいことに合致しており、本学で〇〇を学ぶことで私の知識を増やすだけでなく、卒業した後〇〇に就職している実績もある」のように、とってつけたようなスピーチとパワーポイントで作ったスライドとともに親に演説していました。
ともあれ、親が勧めるがまま、自分にとってこれが最善手であると考えて某大学に入学しました。

大学入学

なんだかんだ大学に入学しました。
私は運だけは持っているようで、挫折をしたことがありません。
運だけを持っている、というよりは何か1つのことについて本気で突き詰めたことがないのです。
大学受験もまた、努力せず、親の意思から外れない大学で入学しました。
大学1年生なんて、この大学だけではなく多くの大学が必修ばかりで基礎の基礎を学習します。
こればっかりはしょうがないですね。
目的があって入学した人でさえ、最初の1年はやりたいこともできず苦労することもあるかもしれません。
目的がなく入学した人も、高校生活とは心機一転、所謂大学デビューをして積極的に大学生活に溶け込もうとしている人が多くいました。
私はというと、中学の頃の友人と奇跡的に会ったものですから、その人と過ごしたり、1人で適当に講義をこなしていました。
大学における必修とは、学生は必ず受け、落としてはいけない講義を指します。
ちなみに私は1年目の前期にして、6つ中2つ落単しました。
正直、何も学ぼうという努力をしていなかったのですから当然でしょう。
また、これで挫折を感じたかというと、全くそれもありませんでした。
父親には「1年目で単位落とすなんてお前くらいだ。」と叱られたのはとても覚えています。
どうでもいい話なのですが、叱られた記憶がよく覚えているものです。
褒められた記憶は全く覚えていないのに。

しかし、なんとか前期に落とした単位を後期に回収することができました。
これによって無事2年生に上がる要件を満たしわけです。
もうそろそろクリスマス、というタイミングで世界的大事件が起こりました。
読者である皆さんもご存じ、新型コロナウイルスの流行です。
これによって、すぐとはいかなかったかと思いますが、この後から私が卒業する年度まで、講義の半分以上(1年生の途中から4年生にあがるまでは全部)が対面ではなく、オンライン授業になりました。

新型コロナウイルス蔓延以降

大学1年生の冬休み明けから、私の大学はオンライン講義へと変化しました。
オンライン講義といっても、ZOOMにて教師と生徒らを繋げる双方向授業、教師が淡々と説明している動画を事前に録画してアップロードするオンデマンド授業、動画で説明することを諦めたのか1枚のプリントしか投稿しない授業など、大体これら3つの授業形態がありました。
最初はオンライン授業の楽さに浸っていました。
パソコンで講義を受けていたのですが、2窓(2つのサイトを同時に視聴すること)で1つは大学の講義、もう一方はマインクラフトやyoutubeといったように、全く別のことをしていました。
第1回が面白かった講義を除いて、講義内容はほぼ聞いていなかったと思います。
中間テストや期末テストもオンラインで対応するわけですから、google formを用いたオンライン試験やカンニングが相次いだからか最終的にはレポートが多くなりました。
これまた当然、私は2、3個単位を落としました。
ここら辺から、「私は何のために大学に行っているのか」について考えてしまいます。

やりたくもないジャンルを、なぜかオンラインで自宅で受講する日々。
私はこの時、おそらくとっくに頭がパンクしていました。
当時単身赴任中だった父親が出張で家に泊まっているタイミングで、私は言いました。
「毎日オンラインオンラインで、やりたくもないジャンルを続ける理由がわからない。そもそもなんで大学に行かなくてはならなかったのか。今からでも文理や心理に行った方がモチベーションは継続できるのではないだろうか。」
「いっそのこと、ブラック企業でもいいから働いて、どうにでもなんないだろうか。」
と、父親に自分の本音を伝えてみました。
私の父親はというと、全て真っ向から否定されました。
良いから通えと言われました。
加えて、その時父親の虫の居所が非常に悪かった。
それは、「おばあちゃんから貰ったお金どこに使うんだい問題」

長くなりましたね、一旦切って、この後からまた次の投稿で話します。

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