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塾講師歴8年とプログラミング講師歴3年の私が学んだラポールの形成

はじめに

こんにちは、ryutaです。
本日は「ラポールの形成」をテーマに記事を書きました。
※教育的観点から書いております

「ラポール」=「信頼関係」。「講師」=「教育に携わるもの」として、相手との信頼関係(ラポール)は何よりも大切です。

8歳〜25歳くらいまでを指導してきて、色々な信頼関係の築き方があるなと最近感じました。年齢によっても信頼関係の築き方は違いますし、人によってもその人の数だけ信頼関係の築き方はあるなと感じます。また、相手との関係性(生徒やクライアント様、部下など)によっても信頼関係の築き方は異なりました。

信頼関係を築くためにはどうしたら良いかを、教育的側面から、「理論」ではなく「実体験」で学んだことをベースにお話していきます。

信頼関係はなぜ必要なのか

この章では、信頼関係をなぜ構築しないといけないのかをお話していきます。

早速ですが、全く知らない人が言っていることは「心に響きますか?」「信じようと思いますか?」「実践してみようと思いますか?」おそらく答えはノーですよね。
それもそのはずです。だって知らない人のセリフには重みがありません説得力がありません。「なんだこの人、何言っているんだ?」となるだけです。

ですが、それは教育において致命的です。教育は二人三脚といっても過言ではありません。共に歩み、成長していくものです。そこにはお互いの信頼関係がないと成り立たないのです。だからこそ、何よりも先に信頼関係を構築する必要があるのです。

どのようにしたら信頼関係が築けるのか

では、この章では実際に信頼関係の構築の仕方をみていきます。

実体験で得た・知った信頼関係の構築方法は3つありました。
1つ目が「自らの実力で示す」2つ目が「距離感を縮める」3つ目が「自己開示と相手への興味」です。

1つ目:自らの実力で示す

信頼関係がない状態からどのように信頼を得るかというと、1つには「実力で示す」ことが挙げられます。

「教え方で魅せる」「点数を上げる」ことができれば、相手に「この人の説明はうまい」「言うとおりにしていたら点数が上がる」と思ってくれます。

それがまさに信頼関係へと繋がっていきます。それはそうですよね。例えば野球のイチロー選手や野球の大谷選手など(他の選手もそうですが)実力がある方の言葉には「重み」があり「説得力」があります。

だからこそ、シンプルに実力を示すことが信頼関係へと繋げることができます。

2つ目:距離感を縮める

信頼関係がない状態からどのように信頼を得るかというと、2つ目には「距離感を縮める」ことが挙げられます。

距離感がある人とはその人との間に大きな壁があります。それでは良好な信頼関係を築きにくいです。だからこそ、距離感を近くするのです。距離感とは心の距離です。近くすれば自ずと信頼関係は築きやすくなります。
ですが、この方法は気をつけないといけないことがあります。それは「距離感を近づけすぎること」と、「距離感が近くなる」=「信頼関係が築ける」ではないことです。

・距離感を近づけすぎない
これは教育者としては当たり前のことかもしれませんが、あくまで「教育者」と「その相手」です。そこの関係性だけは崩れません。距離感を近づけすぎると逆に舐められたり、友達感覚になってしまいます。良い塩梅の距離感というものが大切です。

「距離感が近くなる」=「信頼関係が築ける」ではない
距離感が近くなることは心の距離が近くなることだと先ほど書きました。
間違いではありません。信頼関係が築きやすくはなります。しかし、「築きやすくなるだけ」であって、決して「築ける」わけではありません。

あくまでその取っ掛かりが生まれるだけです。信頼関係とは「共に歩んでいき」「共に成長し」「様々な道を示すために」必要なのです。心の距離だけ近くしたとしても、色々なことを話せる関係にはなると思いますが、その人についていこうという気持ちには必ずしも繋がるとは限りません。

3つ目:自己開示と相手への興味

信頼関係がない状態からどのように信頼を得るかというと、3つ目には「自己開示と相手への興味」が挙げられます。

そもそも初対面の人は自分のことを知らなければ、相手のことも知らない状態です。「知らない人のいうセリフには説得力がない」です。なので、まずは知ってもらう「自分とはこういう人間だ」「こういうバックグラウンドがあるんだ」と開示するのです。そうすることで、「知らない人」から「知っている人」になることができます。

また、自分のことだけ開示していても信頼関係は築けません。共に歩んでいこうとする精神が大切です。ですので、そのためには、相手のことも知らないといけません。「己を魅せ」「相手を知る」ところに信頼関係はあります。

信頼関係の築き方は様々である

さきほどは、信頼関係の構築の仕方について説明しましたが、もちろんそれだけではありません。

また、先ほどの仕方を組み合わせた信頼関係の築き方というのも存在します。あくまで一つの方法論だということを忘れないでください。方法論に固執しすぎると、本質を見失います。信頼関係は「相手と共に」「共に成長し」「共に歩んでいく」ために必要なものです。その本質を見失わないように、常に「どうしたら信頼関係を築くことができるのか」を考えることもまた、信頼関係構築の1つだと思います。

さいごに

ここまでお読みくださりありがとうございました。
少しでも信頼関係について悩んでいる方や興味を持っている方、この記事に興味を持った方の力になれば幸いです。
これからもどんどん記事を書いていきます!



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