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RIZIN22&23会見について  part2

【バンタム級4天王崩壊 ブチギレ元谷と絶好調扇久保】

充実の扇久保。YOUTUBE対決完敗の先に

「元気ですかー!!」
扇久保の選手コメント冒頭である。
塩っぽく進んでいた流れでのこの唐突は近くにいた榊原CEOも半笑い。
順調に近々ではキャリア形成を図る一方、YOUTUBEでのキャラ崩壊に往年のファンはたまらない思いでいたが、それを踏襲するがごとくの奇襲であった。

すべってはいたものの、メンタルと体両面での充実がみてとれた。堀口敗戦から紆余曲折を経てつかんだタイトルマッチ。
一方ケイプ敗戦で後がない海との試合は激戦必至だ。
(筆者は扇久保の3Rスプリット2-1判定勝利を予想。塩展開の消耗戦となるがそこで
海は糸口をつかめるか。)

元谷ブチギレ?たまらず佐伯代表も・・・・

そんな会見の中この刮目をつまらない目で見ていたのがDEEPの雄、元谷友貴である。

去年ベストバウトにもあげられた元谷VS扇久保戦を演じた同氏であるが、賛否のスプリット判定で惜しくも敗れ、更には年末のパトリックミックス戦でもキャリア初の一本負けを喫し、後がない状況にいる。

紙一重の敗戦で勝利をあけ渡した男は、今目の前でタイトルマッチの調印の真っただ中。
しかも相手は昨年のパフォーマンスオブザナイト兼RIZIN代表朝倉海。
それに対してメンヘラパンチャーもはや修斗ランキング外なりそうなん?の魚井フルスイング。
1年前までほぼ同列にいた男らにRIZINが課した処遇に思わず
「同じ水物でも雲泥の差やんけ」と元谷から聞こえてくる。

会見でも「とくに僕にとっておいしくない相手、頑張ります」とはっきりとした口調で答えるという、普段のしどろもどろ口調でウケを誘う愛くるしいキャラはなく、その目はブちぎれていた。
(ちなみに去年の曽根かずまとの会見時の絡みの面白さはベストオブすべらない(MVS)を受賞している。最近では「会見で爆笑とったコンビそこから不調陥る説」がまことしやかにささやかれているというのはここだけの話だ。)

この制裁に相手の魚井も「なぜ私が選ばれたのか理解していない。この一か月でその答えを見つける作業をしたい」というらしい答えをするほどだった。
→筆者はおそらく見つからないだろうと思っている。それだけの実力差があると思っている。ただしこの命題の謎によるストレスを享受し、覚醒にもっていけるのはある意味今の魚井選手だけなのかもしれない。
(2R元谷の一本勝ちを予想。大穴は魚井覚醒フルスイングの強振KO)

またDEEPからの参戦が他と少ない状況にもあり、思わず会見の映像に見切れるほど舞台袖前にふてぶてしく、指をくわえながら陣取る佐伯氏(DEEP代表)を私は見逃していない。
「柏木ちゃーん。うちからももっと使ってよ」と会見後セールスが行われたのはここだけの話。

とにかく筆者は元谷選手のファンなので、DEEP勢の代表として頑張っていただきたい。

群雄割拠のバンタム級、次のタイトルマッチ挑戦権を手にするのは・・・

今では同団体だけでなく、世界でトレンドの階級といえば間違いなくバンダム級だ。
同団体での層の厚さはいうまでもないが、先日のUFC250でもショーンオマリー、コディーガーブラント、アルジャメン・スターリングが圧巻のパフォーマンスを見せるなどメジャーリーグでもアツい階級となっている。
(ちなみにこの記事作成時も、3時間後にアルドVSヤンを控えているといった混みようだ)

混沌、カオス。
そこを抜けだした次期挑戦者スターリング(サンドヘーゲン戦は化け物でした。)。
では4天王は崩壊に終わった今、RIZINではどんな未来が描けるのだろうか。

説を踏襲した宝仙軍団TRIBETOKYOからの刺客、ネクスト五味孝典

キングの怪我からの復調が順調なのであれば、今回の勝者は年末に彼と防衛戦が組まれることは想像に難くないだろう。
その後かき乱すのはだれか。筆者はニューカマーに注目したい。

まずは後藤丈治。宝仙軍団隊長の長南亮の元腕を磨く弱冠25歳の虎だ。
今年の4月、上記の説の曽根かずまを得意の打撃でKOした試合は衝撃であった。
その打撃の精度の高さは素人目にもわかるほど。

端正なルックスからも是非、RIZINで見たいところ。
(先日のUFCでの佐藤天選手の圧勝により、もはやTRIBETOKYOは日本のATTといってもよいくらいにキテる、アツい団体だと思っている。ここから各団体のスターが生まれるのだと確信している)

そしてやはり、金太郎だ。
ここでのくどい説明は割愛するが、シウバ戦含む試合での打撃の見映えの良さは全盛期の五味を彷彿とさせる仕上がりだ。
最近ではYOUTUBEでも着々と裾野を拡げていくなど実力を挙げている。
某弟とこの先試合が組まれるのであれば激アツ必至、是非見たいカードだ。

第2弾ではサプライズ発表ありか?

このようにぱっと浮かんでくるカマーたちは今回の会見で姿がなかった。
ただし当然ファンが望んでいる彼ら、そしてノリにノッているジムを無視するほどRIZINは野暮ではないだろう。
そう考えると2弾でのメンツには期待がかかる。
フェザー級での画策は既報の通りだが、怒りのDEEPからはドミネーター聡、さらにはUFCリリース後静かに息をひそめているあの男の参戦もあるのか?

期待をして待ちたい。

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