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知的な深みについて

かなり、久しぶりにこういう感じの文章を書くのですが、今回はプロフィールにも書いてある、僕の興味対象である知的な深みについて書いていこうと思います。

知的な深みは、二つの要素から成立しています。

ひとつは知的、もうひとつは深み。

この2つが合わさることで、深遠な意味世界を成しているのですが、

まずは、それぞれをみて、その後に、この2つを合わせた知的な深みについて書いていきたいと思います。

・知的に関して

知的は、一般的には、学がある、物知りといったニュアンスですが、僕の中では、アカデミックなこと、つまり、学問領域との接続を指しています。これは、かのアイザック・ニュートンが巨人の肩の上に乗っている矮人の話と同じ意味でもあります。そういえば、大学時代に、教授からしきりに「我々は裕福な相続人であるということを認識して、生きていかなくちゃいけない」と言われたのですが、これはニュートンのこの言葉を別の視点から言っていて、いま思うと、深いなと感じてます。

・深みに関して

深みは、一般的には、深みのある味などの使われかたをしますが、僕の中では、「個人の意味性」を深みであるとしています。たぶん、こんな言葉聞いたことないと思いますが、「個人の意味性」とは、個人が、その内奥から出てくる衝動に従って、行動すること、あるいは、一見、無意味であると「外」から見えることに対しても、当事者である主体にとっては意味があり、そこにひとつの宇宙があること、と定義しています。最もこの深みに近いものとしては、芸術(アート)があります。一見、なんてことない物に意味を付与することで、芸術家は、物をオブジェに変容させるし、そこに鑑賞者が自分の意味を見い出す豊かさが生まれてくる、これが深みであると僕は考えています。

・知的な深みに関して

さて、この2つの要素から、成立している知的な深みとは、すなわち、アカデミックな文脈に依拠しつつも、そこに、その個人の内奥から出てくる衝動に従って出てくる行動、そして、当事者の意味があり、豊潤な意味世界、宇宙が形成されていることを言います。

あなたの知的な深みは何でしょうか?僕は、ようやく最近になって解きたい問いと解き方が定まり、ここから俺の知的な深みは始まると意気込んでいるところだったりします。ここまで、お読みいただきありがとうございました。


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