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俺と夏フェス2023~FUJIROCK編~

さて、今更感すごいですが2023年夏フェスのレポ的なアレです。
かんたんに。まずはフジロック。

2017年以来の苗場でした。
その前は2015年 (Foo Fightersデイヴが足骨折したとき)。
いずれも妻が妊娠中だったりこどもが小さかったりで、ひとりで行かせてもらっていたのだけど、フジロッカーでもある妻と一緒だったのは2014年(Arcade Fire出たとき) が最後。
今回ははじめての子連れ参加&キャンプサイトとなりました。
Foo Fightersの熱狂的ファンである妻が「苗場でフーファイ見るの夢なんじゃ!行くぞ!」と決起したので思い切って土曜日のワンデイチケットを手配。子は7歳と3歳。大丈夫なのか。


もう日本の夏でフェスは無理なんじゃないの?という意見が多く聞かれる昨今ですが、クソ暑かった。午後1時台、駐車場からキャンプサイトまで荷物を運搬する道中でぶっ倒れるかと思いました。熱中症寸前だったかと思う。テント設営など諸々時間取られ、ライヴエリアに辿り着いたのは14時30分くらいのことであった。
観たいアクトはFoo Fightersと羊文学のみに絞られていたので、「子供を遊ばせる&身動き取れないなどで観たいの全然観れない」という状況には陥らなかったのですが、基本的に超ハードだった。子は音楽はよくわからんが、とりあえず開放的で自然いっぱいなところに連れてこられて楽しそうではある。テントで寝るのが楽しみとのこと。キッズランドで子の体力を削るなどするものの、キャリーカートで会場内のアップダウンを移動するだけで親の体力が大幅に削られる。どっちかっていうとこっち体力の減り具合のほうが激しい。夫婦ともに疲弊。体力・気力ともに限界に達した為引退したい。自分の体力の低下をまざまざと実感した。

まともに(フルで) 観れたのは予定通りに羊文学Foo Fighters。そして長谷川白紙。あとはAlanis Morisetteを3曲くらい。Alanisは洋楽で初めて買ったCDなアーティストなので思い入れもあり。感激した。ところ天国でCaroline Polachek聴こえるなあ・・・・ちょっと観てえなあと思いながら夕飯を食らい、ELLEGARDENは終盤2曲しか観れず。覚悟はしていたが予想以上に行動に制限が掛かった。まあ、でも最低限観れたので良かったとすべきか。

まとめると「こんなにつらいフジロックははじめて」でした。
でも数日経つと「行って良かったかもな」「苗場恋しいな」ってなるんだよね。俺の身体は苗場の空気と水でつくられている。子供たちも「楽しかった」と言っていた。めでたしめでたし。なのか?

但し、また子連れで行く・・・?となると「ううーん」と唸ってしまう。

イエロークリフって何?って思ったらここだった
すてき
Foo Fighters
みんな写真撮る

以下、ライヴレビュ。

■羊文学

去年からずっと沼に落ちている羊文学。
チャンスがなくてまだ観ることができていない (ライヴ抽選外れたりした)。
Foo Fightersだけでも超前向きに検討していたであろう今年のフジロック、決定的だったのは羊文学 (妻も好き) がFooと同日出演だった、ってことだった。昨今の人気を反映させるかのように堂々のグリーンステージ。誤解を恐れずにいえば、普通に良かった。期待通りとも言える。もういちど観たいな、という感あり。セトリはやや挑戦的だったように思う。でもちゃんと「光るとき」「OOPARTS」あたりは抑えてくれていたので良かったです。

セトリは以下の通り。

リハ:パーティはすぐそこ
1. Blue.2
2. FOOL
3. 永遠のブルー
4. 人間だった
5. mother
6. 金色
7. 光るとき
8. 天気予報
9. マヨイガ
10. OOPARTS
11. 夜を越えて


■Foo Fighters

Foo FightersはFoo Fightersである。
いつも通りにみんな大好きなロックアンセムを惜しげもなく投下してオーディエンスをノックアウトする。それはFoo Fightersのライヴであるのだけど、どうしても少しセンチメンタルな空気は漂っていた。ドラマーのTaylor Hawkinsが急逝しJosh Freeseを新たなドラマーに迎えている。ずっと観てきたバンドメンバーとは違う。でも、Dave Grohlのスタンスは一貫しているなあと感じた。さすがに彼が30代の頃の無茶苦茶なアクションは減った。ステージを降りてPAブースまで全力疾走するなんてことも無かった。でも、ファンを楽しませようとする気持ちは何も変わっていないんだなあと嬉しくなった。譜面通りの演奏はしない。いつもライヴならではのアレンジを効かせてオーディエンスをワクワクさせる。ライヴは生モノだ、ということを強く実感させてくれるいつものFoo Fightersだ。AlanisやWeezerのPatのゲスト出演も交えて、大いに盛り上がった土曜日の夜だった。
For FUJI!

以下、セトリ。

1. All My Life
2. Pretender
3. No Son Of Mine
4. Rescued
5. Walk
6. Madinka feat.Alanis Morisette
7. Learn To Fly
8. Times Like These
9. Under You
10. Breakout
11. My Hero
12. This Is A Call
13. Big Me feat. Patrick Willson (Weezer)
14. MonekyWrench
15. Aurora
16. Best of You
17. Everlong


■長谷川白紙

フジロック出演直前にBrainfeederとの契約が発表され、新曲も凄まじかったので「できれば観たい」から「絶対観たい」に昇格してた長谷川白紙。一にも二にも音デカすぎでバッキバキで最高でした。ひさびさにこういうカオスのなかに強制的にぶち込まれるという強烈体験。そりゃFlying Lotusも惚れるよな、と。

長谷川白紙


以上です!
次は早めのタイミングでサマソニレポやります。

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