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瀧泉寺電気鉄道別所坂駅レイアウト製作記(その2)

瀧泉寺電気鉄道別所坂駅レイアウト製作記(その1)からの続きです。

■小さな川

 ちょっとアクセントが欲しくて真ん中よりの高架下に用意しました。ちっちゃいながらも渋谷川のイメージです。
 プラ板をダークグリーンに黒などでニュアンスをつけながら塗ったあと、グロスメディウムでつやを出し川っぽさを出しています。障壁もプラ板でそれっぽく作ってグレーに塗装しています。
 渋谷川はフェンス越しのイメージがあったので、こばるのフェンスを緑色に塗って脇に配置しています。

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■ポニートラスな鉄橋

 昔あった東急東横線の渋谷~代官山の山手線を渡った橋をイメージして作りました。
 ポニートラス本体はVollmerの古いキットを組み立て、歩行路などをプラ板や高架の手すりを追加してそれらしくまとめました。色はGSIクレオスの明灰白色(三菱系)を使ってます。
 実物と比べてスパンがやや短いので、下には3線だけ線路を引きました(実物は4線)。うち1本はダミーです。写真と比較してそれっぽくはなったかなとは思います。

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■トラフガーダーな鉄橋

 大崎広小路駅にロケハンにいったときに見つけた風景で、ちょっと頑張ってガード下も含めて作りました。ちなみに、ここは一度作ったあとで、ある日突然「だめだー気に入らないー」と作り直したところです。たまにそうなります。
 トラフガーダー自体はトミックスの製品で、前作同様ヌケがない両端の部分に穴をあけた以外は塗装しなおしたぐらいの加工です。
 ガード下の壁はボール紙で作り、クリーム色に塗装します。そこにプラ棒で雨どいを貼り、そこに電車のキットなどに付属するシールを細かく切り出して貼り付け、抑え板としました。その上には短いエナメル線を張り、電線を表現しました。トラフガーターの脇にも似たような感じで電線を這わせました。うちの近所もそうなのですが、実物は落書き防止のため(?)の絵が描かれていたので、写真から画像を加工し、コクヨのシール台紙に印刷して、貼り付けています。ウエザリングはだいたいをアクリルガッシュのセピア等で行い、PANPASTELでぼかすようにして塗装しています。
 試しに街灯を点灯式のものにして夜の風景にしてみたら、雰囲気があってよいものになりました。

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■代官山駅がプロトタイプの別所坂駅

 トンネルに半分埋没したようなスタイルがとても好きで、いつかモデルで実現したいと写真をかき集めながら思っていました。ただ、レイアウトの都合で左右反転し、トンネルに向かって左側に道があるようにして作ることになりました。踏切の位置はそのまま駅端に置いているので、雰囲気はそう変わりません。時代的には1980年よりちょっと古いぐらい、ホーム壁が木造だった頃をプロトタイプとしています。
 ホームの土台はトミックスのローカルホームを切り出して使い、延長部分はプラ板とエバーグリーンのプラ棒で自作しています。ホームの壁部分はトミックスの木造駅舎を切り出し、屋根はGMの対抗式ホームを使って、それぞれの接続にエバーグリーンのH字鋼をカーブするように貼り付けています。表示灯など小物はいずれもKATOのホームに付属するものを使っています。
 跨線橋は形態が良く似ているKATOのものを使い、少し左右と前後方向を切り詰めています。駅との接続部分で一部立てに長くしているのは、プラ板でそれらしく表現しています。
 駅舎は完全自作です。形態的に一番古いものが好みなのですが、全体がわかる写真がなく、それらしくまとめています。だいたいの形を0.5tプラ板から切り出し、窓枠だけGMの住宅などから切ってはめ込む方式にしています。

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■大崎広小路駅がプロトタイプの八幡神社駅

 高架駅がすぱっと切られてガーター橋で大きな道路を渡る大崎広小路駅は、なんともダイナミックでよいものです。今回は駅をひとつにしようかと考えていたのですが、ちょうどこちらもリニューアルがされて昔の面影がなくなってしまい、モデルで昔の姿を再現することにしました。
 高架部分はプラ板でまとめたものです。桁のカーブ部分は、丸めたt0.3のプラ板を張り付け、隙間をポリパテや瞬間接着剤で埋めて、乾燥後に削り出す方法にしています。駅事務室はGMの詰所と小型駅の中のほうを切り貼りしています。ホームは上屋がKATOのローカルホーム、待合室はおなじくKATOのもの、土台はGMの高架の壁部分を上下逆さにして使っています。土台の塗装にはシッカロールをまぜたアクリル塗料を使い、石のざらざらとした質感を出すようにしてみました。

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■カーブしているガーダー橋

 高架駅を出てすぐのカーブ部分が、どうしても下の線路と長く重なるところがでてきました。前作はシェードがある立体交差としたので、今回は斜めにかかるガーダー橋をモチーフに処理してみました。三河島の貨物線などを参考にしています。
 ガーダー自体はGMのからサイズを合わせて切り詰めています。歩行路はt0.5から切り出して高架と同じ手すりを張っています。
 支えている鉄骨はトミックスの架線柱とGMの工場からクロスしている鉄骨を組み合わせたものです。ちょっと貧弱に見えるのですが、サイズ的にこれぐらいしか収まらなかったのと、好みでこうしてみました。

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続きはこちらになります。











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