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「あそび」があると、世界はやさしくなる。

自動車のハンドルに「あそび」が必要なように、人間にも「あそび」=余裕が大切だと思う。

先日、コンビニで「ミスをしない仕事術」というようなタイトルの本を見かけた。
帯によると結構売れているらしい。
そのタイトルを目にした時、正直「ひぇっ」と身体が引く感じがした。
ミスをしない仕事術、ミスをしない人間、ミスをしない人間が評価される、ミスを許容できない世界、、、
こわっ!

効率的に仕事を回していくため、周囲の人に迷惑をかけない為に極力ミスはない方がいい。という考えがあることはわかる。
けれど、ミスをしたくてする人はいないだろう。
それをわかった上でミスを許容できない世界はとても寂しい。

それは仕事の時だけ。
と思うかもしれないが、仕事の時の自分とそうでない時の自分はシームレス。
別人格のつもりでも、根っこではつながっている。
仕事で「あそび」のない人は、プライベートでも「あそび」がないものだ。

『今日、誰のために生きる?』という本に素晴らしいことが書いてあったので紹介したい。

「この村の大人は、『人間らしいね、かわいいね』って言ってあげるんだ。
生きていく上で一番大切なのは、人間らしさ。
年を重ねれば重ねるほど、完璧になっていくんじゃないんだよ。
人は、年を重ねれば重ねるほど、人間らしくなっていくんだ」

失敗やヘマをすることは恥ずかしいことじゃない。人間らしい行為であり、かわいい行為だって言うんです。
不完全であるからこそ、愛される存在だということ。だから、失敗した時は、この村では「そんな私って、かわいくない?」ってみんな言います。

『今日、誰のために生きる?』ひすいこたろう× SHOGEN

これを読んでイラッとした方は、心に余裕がなくなっています。
少しだけでもいいので、空を見ましょう。

周囲がそんな雰囲気じゃないって方は、まずは自分自身に声をかけることから始めてみるといいです。
あなたが変わると、つながっている人にその変化が間違いなく伝わります。

「あそび」=「余裕」があると、世界はやさしくなる。
まずは自分から、そして近くの人へ。
みんなでどんどんかわいくなっていきましょう。笑


ごきげんラボ


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