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灰色の正体

なにか新しいことを始めようとすると、頭の中で誰かがささやく。
「うまくいくの?」
「人が集まらなくて恥をかくんじゃない?」
「また中途半端に終わるに決まってる」
「失敗は恥ずかしいよ〜」

いつの間にか、何かをする場合は成功しなければいけないことになっている。
でも、成功ってなに?なにをもって成功?
成功の基準はどこにあるの?

ふわぁ〜っとした灰色のものが覆ってくる。
はっきりしない、でもなにか力強い灰色のもの。
行動しようとするものを、後ろから引き止める。
時には力強く、時にはやさしく。

灰色の正体は、他人の目だ。
それは同時に他人に向ける自分の目でもある。
そして、自分に向ける自分の目でもある。

灰色はまぼろしだ。
まぼろしの声に惑わされ、怯え、ぼくらは動くことを躊躇する。
方向性を変えた、一見心地良さそうなところで安堵する。
そして同じことを繰り返す。

めんどくさくても自分の声を聴いてみる。
孤独が怖いと感じてもひとりになってみる。
それはきっと必要なステップだ。

灰色の解像度をあげて、行動してみよう。

灰色を楽しめるようになる。

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