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第20回 [Premier League第9節] マンチェスターユナイテッドvsリヴァプール 分析・解説  『歴史的大勝の伏線の全貌』

こんにちは!

今回は、第20回目の投稿です! 

第20回目は、10月25日に行われた

 "マンチェスターユナイテッドvsリヴァプール" 

について分析・解説をしていきたいと思います。 

見てこのノートが面白い内容だと感じたら、是非SNSなどで拡散してもらえたら嬉しいです!では本題に入っていきます。  

〜試合情報〜


"試合結果"

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"メンバー"

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"スタッツ"

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BIG6同士のビッグマッチとなった一戦。

プレミアリーグは3試合勝ちなしと右肩下がりのスールシャール率いるマンチェスターユナイテッド。

サラーをはじめ攻撃陣が覚醒、そして戻ってきた守備陣の安定で未だ無敗をキープしているリヴァプール。

"結果は0ー5"

歴史的大勝の裏に隠されたものとは。

なぜこうなったしまったのか。

自分の考えを踏まえながら、細かく分析していきたいと思います。   

では本編に入っていきます!!!!

〜第1部 主導権を握った背景と要因〜

リヴァプールは、前半立ち上がりボールを保持しながら

ユナイテッドが"誰にプレスが来るのか"

を把握した上で前進を図った。

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ユナイテッドはプレススイッチとして
ファンダイクに対して、SHのグリーンウッドが
来て、それに伴いロバートソンに対して
右SBのワンビサカが積極的にプレスをかけていた。

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それを踏まえて、逆手に取るために
ジョタはあえてサイドレーンにポジションを取り
ワンビサカに対して2vs1を作っていた。

これにより、リンデロフがおびき出され
スカスカになった逆サイドに展開し
前半5分にナビケイタのゴールで先制する。

いきなり先手を取れたのは

立ち上がりが良かった

のではなく

相手をしっかり見て、隙を作れたからである。


その次にゾーン2以降の攻撃での狙いとして

『ライン間を間延びさせる』

これを意識していたのではないかと考える。

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ユナイテッドは
目の前の相手をマンツーマン気味で見る守備傾向がある。  

そのため上の図のように

ボランチが低い位置の
・インサイドハーフ
・偽9番のフィルミーノ

に釣られることが多々あった。

そこに対してSBから斜めのボールを入れることによって、セカンドが間延びしているため
常にリヴァプールが拾えてしまう状況が起きていた。

これらが攻撃の主導権を握れた要因である。


プレッシングの狙いとしては、引き込むのではなく、いつものゲーゲンプレスでゾーン3からプレスをかけていく。

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そうなると、ユナイテッドは
前の選手のストロングを活かすために
ロングボールを入れてくる。

それに対して、CBの2人の競る、カバーの関係が非常によかった為、逸らされたとしてもボールを保持できることが多かった。

またセカンドボールの意識で
ヘンダーソンがブルーノフェルナンデスより
優っていたため、制空権、地上戦ともにに主導権を握れていたのはリヴァプールであった。

それでもユナイテッドはタレント揃い。

個人でゾーン3まで持って来られるシーンもあった
が…

リヴァプールはそれをほとんどピンチにしなかった。

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リヴァプールはフィルミーノ以外で
4ー5のブロックを作るスピードが異常に速い。

そのため、ライン間、ギャップ、スペース
攻撃をするための要素を全て消せており

・サイドからのクロス
・ミドルシュート
・無理矢理仕掛ける

など、全てリヴァプールが
ユナイテッドの攻撃を
"そうさせている"

そう感じさせた守備オーガナイズを一試合通して続けられていた。

〜第2部 ユナイテッドの改善すべきポイント〜

ユナイテッドは、第1部の通り、リヴァプールになす術もなくやられるシーンが多かったが、ストロングを活かした攻撃もできていたシーンがあった。

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ビルドアップ時、相手のWGがSBに来た時
リヴァプールの4-3-3の

3-3の間
に大きなギャップができるシーンがあった。

そこからテンポ良くマクトミネイが
アイソレーションしたラッシュフォードに
サイドチェンジして、速攻を仕掛けることができていた。

ただ、その後にバイタルに抜ける選手や追い越しをする選手が少ないため、攻撃に厚みが出なかった。

スプリントをするところを見極めれば
もっと怖い攻撃ができるのではないかと感じた
試合であった。

そしてユナイテッドを大きな弱点

守備面にあると分析する。

その内容としては、『寄り過ぎてしまう』ところである。

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これは4失点目を切り抜いた配置である。

SBワンビサカとCBリンデロフが引きつけられ

CB間 マグワイアとリンデロンの間に
大きなスペースが生まれた。

SBショーが絞るが、逆のサラーに展開され、ゴールを決められる。

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これは3失点目の配置であるが
選手間の距離間が異常に中によっていることがわかる。

こぼれ球ではあるが、広大なスペースを生まれたサイドには、リヴァプールの選手が必ずいる。 

そしてクロスをいい状態で入れられ失点。


ユナイテッドの
マンツーマンで強く行くプレッシングスタイル

ハマれば強いが、可変や意図的な数的不利を作られると

本来受け渡す選手にもついて行ってしまう→
スペースが空く

というジレンマが生まれている。

守備の原則としては得点を取られないこと。

それがボールを奪いたい。人を捕まえたい。

の方に比重がかかってしまったように1試合通して見えた。

私ならプレッシングを整理して、押し込まれたら4-4or4-5のブロックを作れば、そう簡単には失点はしないし

得意のロングカウンター、ショートカウンターが炸裂するのではないと考えた。

〜まとめ〜

今回は
マンチェスターユナイテッドvsリヴァプール
について、分析・解説しました!

伝統な一戦が、まさかのスコアに。

それは偶然ではなく必然だったと感じた試合であったと感じました。

これらの書いた内容がいい意味で覆してくれることを期待しています。

これからのプレミアリーグの進展に注目してみてください!

以上で終わります!!

最後まで見てくださり、ありがとうございます!

他にも投稿をしているので、是非見てみてください!


                  細谷龍生









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