見出し画像

【エッセー】「ゲフンゲフン」という咳を出す人を見たことがない

サムネイルの人、だいぶヤバいやろ。コレ。どんだけせき込むねん。「ゴホッ」の数を数えたくなるレベルでせき込んでるで。ホンマに数えてやろうか。フキダシが重なってる部分は、どうカウントするのか難しいところやけど、大体どれぐらいあるのか知れたらええし、どれ、ザックリと・・・。

(本当に数えちゃう変な人)

右:30個
左:28個

だった。合計58個か。なるほど。これが多いんだか少ないんだか、基準値が無い以上、何とも言えへんな。はじめから分かってたことやけどな。じゃあなんで数えたんやろうな。俺も良く分からへんねん。すまん。いや、謝られても・・・。そうやな。ごめん。いや、まあ、別に、気にせんで。な?

(一人で会話しちゃう変な人)

「コレってどっちなんやろう。微妙やな。重なってる感じやけど、2つなのか、もしくは、3つなのか・・・。」って、悩みながらもカウントしたケースも、チラホラあったから、もしかしたら、真ん中に、せき込んでいる人間を配置して、左右に、30個の「ゴホッ」のフキダシを挿入して、バーッて並べた可能性もありそうや。


違う違う。今日はそんな話がしたかったわけじゃないんやった。咳が出た際に当てる音について、考えを巡らせたかったんや。

ゲフンゲフンとは、咳ごんでいるさまを表す擬声語である。同義として「ゴフンゴフン」がある。言いかけた言葉を誤魔化すときなどに使用する。一般的に知られるようになったのは、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』である。作中で花中島マサルがめそ・・・あ、ゲフンゲフン、いやなんでもない

念のため書き添えておくけど、「咳ごんでいるさま」は「原文ママ」やで。そうやって書かれてたからな。そのままコピペしただけや。

ただ、それで一つ、「なるほどなぁ~」とは思ったわな。「せき込んでいる」じゃなくて「咳ごんでいる」わけやから。「せきこむ」と「せきごむ」は、やっぱり音の響きが変わってくるやんか。ソコで区別を付けている説がにわかに浮上してきたっちゅうことやな。

(「~っちゅうわけや」は服部平次の専売特許感)

やっぱ、普通に考えたらな、「ゴホッ、ゴホッ」やと思うで。サムネイルの人と同じで恐縮やけど。俺もそう思うもん。あとは、咳の度合いで、「コホッ、コホッ」になったりするぐらいで。「ゴホッ、ゴホッ」よりも強い咳を出すケースって、そうそう、お目に掛かれへんのちゃうかなぁ。

そんな中、ネットスラング的用法で、「ゲフンゲフン」を使う人がおる。なんか見慣れてしまってるからか、そこまで違和感も無く受け止めてしまってるけど、よくよく考えてみると、咳を出した音が「ゲフンゲフン」は、ちょっと無いで。想像出来んわ。他の人はどうや?想像出来るか?

だって「ゲフンゲフン」やで。一回、試しに、咳を出してみてえや。「ゲフンゲフン」って、咳払いをするにしても、まず出えへん音の響きやで。コレ。それこそ、「ゲフン」って発音を、かなりブレス強めで発声しよう、とでもせん限り、「ゲフンゲフン」とはならへん。まぁそれでも、結構ムリヤリなんやけどな。ちゃんと聞き取ってくれるかどうか・・・。

話のまとめ方が良く分からへんけど、これだけは言える。「ゲフンゲフン」という咳を出して苦しんでいる女の人がおったら、精一杯、看病してあげたい。「尽くすぞ!」と決めた時の、俺の尽くしっぷりは半端無いからな。自分で言うのもなんやけどな。誰も言ってくれへんから自分で言うしかないっていうのが難しいところや。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?