【エッセー】チョコレート&ダイジェスティブビスケット(アルフォート)
「なっが・・・。」
スーパー行って、「期間限定!」ってポップにホイホイと釣られて、「アルフォート(和栗味)」ってのを見つけて、「ほーん。普通のやつと食べ比べしてみよっと」と思って、両方買って、じゃあ1個ずつ食べてみよかなぁ、って時に気付いたのが、コレや(チョコレート&ダイジェスティブビスケット)。
子どもの頃から大人の今に至るまで、定期的に食べ続けて来たチョコレート菓子のはずやねんけど、初めて気付いたわ。「アルフォート」に、サブタイトル(?)が付いていることを。
これって昔は付いてなかったりする?それとも昔からずっとこんな感じやったんかな。言われてみると良く覚えてへんのよな。書いてるか書いてないかだけじゃなくて。「アルフォートの個包装のデザインは昔と比べて変化したか?」と聞かれたら、「いや、分からん、中身にしか興味無かったわ…。」と、苦笑いを浮かべながら答えるしかないわ。
ごめんな、アルフォート。「俺、結構好きやねんなぁ~」とか言いながら、よく買ってたくせにな。キミのこと、全然、知ってなかったわ。なんなら、「BOURBON」ってメーカーが出しているチョコレート菓子であることすら、知ってなかったわ。
「ボーボン・・・?」と呟きながらネット検索をかけてみたら、「BOURBON」と書いて「ブルボン」と読むことが判明したわ。知らへんことだらけやな。ごめんな。何度謝っても足りひんぐらい、キミのことを知ってなかったんやなぁって、反省してるところや。
それはそうと、「ダイジェスティブビスケット」って、なんなんやろうな。30年の人生で初めて聞いたワードやわ。これ。間違いなく。だって、一回聞いたら忘れんやつやろ。これ。「ビスケット」は、まぁ分かるとして。「ダイジェスティブ」ってなんやねん。仰々しい名前付けやがって。おっと、喧嘩腰になったらアカンわな。堪忍、堪忍。
「ダイジェスティブ」かぁ・・・。普通に考えれば「ダイジェスト」に「~~ティブ」を合わせた言葉って意味やろうな。ただ、あいにく、「~~ティブ」って言葉の意味が、良く分かってないんやけどな。僕は。「オルタナティブ」とか、聞いたことはあるんやけどな。じゃあそれがどういう意味なんやって言われたら、サッパリや。
「ダイジェスティブ」なぁ・・・。「多分こんな感じちゃう?」すら湧いて来んわ。だから、お得意の「知らんけど」で済ませることすら出来ひん。考える材料が不足しているどころじゃない。枯渇しているんや。誰が上手いこと言えって言うたんや。ゆうてそんな上手ないで。ごめんて。今日、謝ってばっかやな。自分。
※以下、脱線トーク。
大学生ぐらいまでは、「『ごめん』よりも『ありがとう』を言い合える関係性の方がええやん?」って良く言ってた気がするんやけど、ある日を境に、言わんくなったんよね。
なんでかっていうと、「ありがとう/ごめん」は、「言う側」の問題じゃなくて「言われる側」の問題なんちゃうか、って思ったからや。「半ば無理矢理、『ありがとう』と言わせるのって、どうなんやろうか・・・?」とか。「無意識的に、ポンと出て来る『ありがとう』にこそ、価値があるんちゃうやろうか・・・?」とか。色々、思い悩むようになってしもてなあ。
あと、「言う側」の立場を振り返った時にな、「Aさんに対しては、スッと『ありがとう~!』って言えるのに、Bさんに対しては、なんでか知らんけど、『ごめんなぁ~』とか『申し訳ないなぁ~』とか言ってしまうんよなぁ」って、思うことがあったんよ。それも大きい。
そこで僕が思い至った結論としては、「気を遣わせてしまった」って気持ちが「言う側」の人に有れば有るほど、「ありがとう」よりも「ごめん」が口をつくんちゃうかなぁ、って。
そう考えるとな、「言われる側」が、「『ごめん』よりも『ありがとう』って言ってよ~(笑)」って、「言う側」にお願いするのってさ、大体、「ありがとう」でも意味が通るシチュエーションで、「ごめん」を使った時に用いられるわけやんか。
となるとさ、「言う側」に「気を遣わせてしまった」と、感じさせている、自身の振る舞いを棚に上げて、さも、「言う側」の言葉のチョイスに問題が有ると、責任を転嫁しているような表現にも思えて来るなぁ、と感じて来てさぁ・・・。
・・・まぁでも、今年の「夏の甲子園」で、高校球児の「座右の銘」みたいなのを紹介する項目があったんやけど、ソコに、「”ごめん”よりも”ありがとう”」と書かれていた時は、「あぁ~・・・。」とか思ったんやけどな。
特に他意は無いで。深く考えさせられた、というだけの話や。僕の根本の考え方に変化は無いけども。人それぞれ、思うところがあって、そう書いたんやろうし。ただ、一つだけ言えるんは、他の球児の「座右の銘」は覚えてないのに、「”ごめん”よりも”ありがとう”」と書かれてあった子だけは覚えてるっていうことやろうな。
「記憶は嘘をつけない」とは、言い得て妙やなぁ。