🍺【宅飲み】テレビ編：千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅

2024年2月11日 01:19

しこたま飲んだ。

【エスパー妊婦】

番組の構成的には序盤の場面だったのだけど「ここから５０００円だったらツルハドラッグぐらいまで行くんじゃないですかねぇ」と言った妊婦さんが、ドンピシャでツルハドラッグまで乗り継ぐことが出来たシーンは、もっと称賛されて然るべきだと感じた。どう考えたって無理ゲーでしょう。一度、頭の中で試してみて欲しい。「自分の家から５０００円分タクシーに乗車したらどこに着く？」と。当然、自分の家がスタートなのだから、活動区域内のはず。ならば容易に分かる・・・わけがないだろう。ある程度の目星は付いたとしても、結構な誤差が出るはずだ。「あれ？意外と遠いな？」とか。「あれ？意外と近いな？」とか。それが普通。それが当たり前。一発回答でピタリ賞を達成した妊婦さんが凄過ぎる。付け加えておくと、番組後半、タクシー運転手が「〇〇（場所忘れた）なら３５００円ぐらいですかねぇ」と答えたが、実際にその場所に着いた時は、メーターは３０００円を少し超えたぐらいだった。５００円程度の誤差が生じていた。「利用される側」のプロですらこのレベルだ。我々のような「利用する側」の客ならば更に誤差が出て当然だ。でありながらのピタリ賞。もちろん、主役を務める千原ジュニアは驚きのリアクションを示していたし、「なんかええことあるんちゃうか～！」とテンションが上がっていた。でも、もっと、驚いたって良い。もっと、褒めちぎったって良い。つくづく、序盤の場面でミラクルが起きたのが悔やまれる。あれが終盤に起きていたら番組サイドも「このあとい神展開が・・・！？」などのテロップを打つことが出来たはず。妊婦さん。持っているのか、持っていないのか・・・。ともかく、このままでは消化不良だ。あの妊婦さんは後日また番組に出演してもらうべきだ。「シリーズ名場面集」と題した特番を組んで「タクシー５０００円分で着ける場所が分かる妊婦」として呼べばいい。なんなら番組のアシスタントを務めてもらえばいい。タクシー運転手に聞くよりも妊婦さんに聞いた方が正確なのだから。千原ジュニアにとっても心強い味方となることだろう。

【お名前ボーナスの闇】

「タクシー運転手の姓名に漢数字が入っていれば５０００円にプラスして乗車することが出来る」というルールだが、これは、諸刃の剣でもある。なぜなら「途中下車は許されない」というルールもあるからだ。つまり、たとえ、５０００円ピッタリで下車したいと思っていても、タクシー運転手の名前が「五郎」だと、プラス５０００円（漢数字の「一」で１０００円、「二」で２０００円）、合計１００００円分、乗車しなければならない。よって、５０００円オーバーとなってしまう。そうなると、大幅なタイムロスに繋がってしまう。ゆえに、千原ジュニアが「ココでお名前ボーナスはあかんでぇ・・・」と落胆するシーンが、お馴染みのように描かれる。その光景を見るたびに僕は思い煩う。「タクシー運転手からするとどんな気持ちになるんだろう？」と。僕だったら、まず間違いなく、気持ちが滅入る。”番組の構成上、演出として致し方ない”、と頭では分かっていたとしても、モヤモヤが晴れぬまま運転を続けることになるだろう。何につけても、割り切ることがすこぶる下手な人間なのである。それだけではない。名前に漢数字が入っていて落胆されたのであれば、名付け親に対して申し訳なさを感じるし、苗字に漢数字が入っていて落胆されたのであれば、一族に対して申し訳なさを感じる。いずれにせよ、ひとりひとりの姓名は、その人自身の問題だけではないのだ。様々な人との繋がりによって与えられた名なのだ。それを愚弄されたような心持ちになる気がしてならない。企画上のルールとしては面白いと思っているが、姓名を取り扱ったことに関しては、いささか軽率だと感じてしまうのは僕だけだろうか。嫌な顔一つせず接客＆運転業務に励むタクシー運転手の方々にはリスペクトの念しかない。

【まさかのクリア】

「千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅」は、すったもんだの末に、ギリギリでゴール失敗になって、ショックを隠せぬリアクションのシーンを撮って終了、という流れがお決まりだとばかり思っていたのだが、なんと、時間内にゴールしてしまった。これまでに、少なく見積もっても１０回以上は視聴しているはずなのだが、クリアするシーンを見たのは初めてだ。それもこれも「エスパー妊婦」として名を馳せている（名を馳せていない）、”ファインプレー・ツルハドラッグ”、のおかげといっても過言ではなかろう。彼女のナイスアシストに加え、その後も、幸運の女神として、千原ジュニアの守護神の如く、タクシー乗り継ぎ旅に相乗りしていたのかもしれない。生き霊として。下ヨシ子さん辺りを同行していれば生き霊の存在に気付けたかもしれない。それはさておき、時間内にゴールしたご褒美として「フカヒレの姿煮」を食するシーンがあったのだけど、一般庶民の僕からすると、お値段にびっくらこいた。忘れもしない。４２３５円。思わず「食べ飲みいけるやん！」「なんなら３時間食べ飲みいけるで！」と叫んでいた。これぞ一般庶民の鑑である。・・・。いや、そうでもないか。むしろ学生ノリの感が否めない。それも体育会系サークルだな。３時間食べ飲みって結構しんどいぞ。スタートする前は楽しいんだよ。ゆっくり出来るね～って。でも、始まったら、２時間食べ飲みと同じペースで、バクバク食うしゴクゴク飲むんだよ。その結果、後半戦の１時間半は、もう地獄。限界値の超えながら酒を飲み続けて、記憶を飛ばして、気付いたら朝になって、ベッドで眠っていたり。それも他人の家だったり。写真を見返すと馬鹿面を晒しながら痴態を演じている自分がうつていたり。ロクなことがない。食べ飲みは２時間が適正なのだ。食べ足りない、飲み足りない、という声が出た時に、改めて考えれば良い。店を変えるべきなのだ。大抵の場合、”話が出来る場所”、を求めているだけなのだ。お酒ではなくてお水でも成り立つケースは大いにある。そのことを忘れるな。と自分で書いておきながら、泥酔状態になると、毎回、忘れてしまう自分が情けない。

「メシ編」は明日書く。

書いた。

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