自分の気持ちに反することを我慢する癖

コロナ騒動で繰り返されるロックダウン、学校閉鎖に嫌気がさしているところに、長男の日本に帰りたい熱が再燃。

昨夏、GCSE(義務教育修了試験)を終えた時にも日本に帰りたいと言っていましたが、時期が遅く、公立の編入試験くらいしか受験できず、公立は受験して合格したら必ず行かなければならない、という制約に勇気が出ず、渋々こちらの6th form(大学受験することが前提の高校)に昨年9月に進みました。

名門校の独特の雰囲気に馴染めないし、日本の部活動のような濃い友達関係への憧れが強まり、自分はマインドが日本人だと感じるし、もう帰りたいんだーという感じで、若さに任せてイギリスを飛び出してみたものの。。

3日間ホテルに缶詰にされ、街ゆく人はほぼみんなマスクをつけていて、受験をした学校でも受験を考えていた学校でも、長い時間かけて伸ばした自称イケてる髪は切りなさいと言われ、日本で生きていくのって甘くない、と痛いほど感じたようです。

髪なんてまた伸ばせるんだし、その時だけ従うふりしておいて、学校に入っちゃえばそんなにうるさく言われないかもしれない。

と若い頃の私なら考えたと思います。ずーっとそうやって生きてきたから。誰に迷惑をかけるわけでもないし、本当は従いたくないことだけど、その時だけ従ったフリしておけばもめないなら、わざわざ主張するのも面倒だしって。

でもずっとそうしていると本当にやりたいことを我慢「できてしまう」癖がついてしまう。誰にも迷惑をかけてないのにどうしてしたくないことをさせられるのか。それが大きいことなのか、小さいことなのか、どうして強制する側が決められるのか。自分にとってessential かどうかをどうして他の人が決められるのか。そのごく自然な感情をずっと誤魔化して、蓋をしてきた結果、何がやりたいのか、自分は一体誰なのか、何のために生きているのかが分からなくなってしまったのが自分だと思うから。

だから、切りたくないなら無理に切ることないと思うよ、無理して従ってでも行きたい学校なら切ったらいいけど、自分にとって何が大事かをよく考えて、と言って本人の決断に任せました。

散々迷って、結局髪も切ったのに、イギリスに戻ってくることを決断。決断に良いも悪いもなくて、そうなることが決まっていたと思ってます。あと1年ちょっと、イギリスで楽しみます🇬🇧

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日本滞在中に自炊できるようになった長男!

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