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幸せ学 第22回 残酷だけど、実力が全て

以前、わたしの趣味のカラオケについて触れたけど、今回はそこから学んだことについてお話ししようと思う。


カラオケ喫茶の歌謡祭は50人ぐらい集まってたと言ったけど、その中でも本当にプロ級に上手い人が数名いる。その方の歌唱は素晴らしく、みんな観る。歌声だけじゃなくて、ステージングも素晴らしい。

一方で、あまり上手でない方の場合は、みなさん最初と最後の拍手はするもの、真剣に観ている人はあまりいない。そりゃあ、そうなる。

歌が上手い人には、人が寄ってくる。よかったです、感動しました、など話しかけられる。連絡先教えてくれませんか?今度一緒にカラオケ行きませんか?などと誘われたりする。

そんなに上手じゃない方に、わざわざ声をかける人の数はどうしたって上手い人に比べると減る。好きなアーティストの歌を歌われてたりだとか、歌のレベルが同じぐらいみたいだとか、頑張っている姿が美しかったりして、仲良くなりたいな〜なんてことはあるかもしれない。ただ、全く知らない人と言う状態から、その人とカラオケに行きたいだとか、一緒にご飯に行って歌の話をしたいか、というと、なかなかそうはならないもんである。


ご飯屋さんもそう。
美味しくて高い店は流行る。
美味しくて、安い店は、だいたいお店が無理してるから潰れる。
まずくて高い店は潰れる。
まずくてとても安い店は、長続きするかも。
まずくて安いぐらいの店は、人が来なかったら潰れる。

飲食店がオープンしても、3年立ったら入れ替わってるお店がほとんど。
10年存続してたら本当に立派。

世にある定番商品も、それぞれのジャンルで数える程。多くの企業が頑張ってるだろうけど、ヒットするのは難しい。
いくら美味しくても、いくら優れていても、何か流行るきっかけがないとなかなか生き残れない。


子供の頃にモテた男の子はだいたい足が速い。
モテる大人の男性は、だいたい稼ぎが良い。
モテる女性は顔が良い。身体も魅力的。
そして、どの世代の男性も、20〜30代の若い女性が好き。同年代が好きなのは少数派。(若い子は子供が産めるからね。それが人間の性。)


歌も、ご飯も、お店も、性愛も。
なんでもだいたい実力社会である。

社会的に役に立たない、魅力的でない人と関わるメリットは基本的にないんだもの。
SDGz、誰一人取り残さない世界、という風潮はある。
適材適所がはまって、社会に貢献する何かがあれば、そこが自分の居場所となり、生き生きと生きていけよう。
ただその場所がなかなかない場合は、なかなか難しい。みんな一人一人、自分のことで精一杯だし。


わたしがんばっているのに!なんで!
と言う思考の方もいらっしゃるけど、
がんばることと、結果=実力は、別物である。

がんばらなくたって、実力があれば世の中は回る。
がんばっても実力がなかったら、回らない。

最近某通信会社の通信障害で多くの人が本当に困ったと思う。特に医療系など、生死に関わることもあったんじゃなかろうか。そんな状況で、通信会社の人は復旧に向けて漏れなくがんばっていると思う。じゃあがんばっているから、みんなそれでいいね!となるか。ならない。

がんばっているからといって、美味しくなかったら、よほど安くない限りはお客さんはこない。

がんばったからといって、お水をあげすぎてたら木は枯れる。

それは、そういうもの。


足がはやい、かっこいい。

絵もそうね。感動する何かがあるものは価値がある。
絵の下手なわたしが何かちょちょちょっと描いたところで、価値があるものにはならない。

健康的なダイエットをして、美しいボディになる。薄着になる。異性が話かけてくる。自分に自信も出ているから、OKしてみようかな?という気にもなっている。


持って生まれた才能、というものはある。ただ、それが適用されるのはほんの一部のほんのひと握り。
基本的に実力をつけるためには、コツコツと練習するなり、勉強するなりが必要だ。

そのコツコツを続けられる分野は、自分に才能があると言うこと。
他の人は辛い、大変だ、と思うことだけど、自分はそんなに苦しくないこと。それが自分に向いていることである。

例えばその分野をコツコツやる。実力をつける。
そうすると、素晴らしいと評価されるアウトプットができるようになる。新たな価値を生み出すことができ、別の価値あるものと交換できたりする。その価値を目当てに、人が寄ってくるようにもなる。


特に容姿とか、身体能力とか、持って生まれたものはある。その領域はなんともならない場合もある。恋愛はその部分が多いから、自分の思う通りにならない。難しい。
一方で、仕事はとてもシンプル。努力すれば実力がつく。容姿が普通の男性でも、仕事ができれば、30代ぐらいにはモテる。


世の中簡単ではないが、結構シンプルだと思う。
なるようになっている。

この日本社会的には、がんばることは前提。その上で結果が出てないと、人は価値を感じない。残酷だけど。


だから、まず、楽しくてやり続けられることを探そう。お金目的でもいい。続けられるのなら、それでよし。コツコツできれば、だいたい実力はつく。

インプットばかりだと、なかなか価値を提供する、新たな価値と交換する、と言うのは難しいかもしれないから、アウトプットできるものが望ましい。

昨今はSNSで、趣味の共有ができるから、それがアウトプットにもなりうる。ゲーム実況とか。食べ歩きのブログとか。


実力がついたら、アウトプットしよう。定職でもいいし。副業でもいいし。SNS投稿でも、なんでも。
お金やいいねをもらえたら、他人に認められていると認識する。自分自身のことを認めれるようになる。
マズロー要求5段階で言うと、実力をつけることで、1、2の領域が満たされ、次第に3、4も満たされていく、と言うことである。


やったもん勝ち。
やらないもん負け。

何が勝ちで何が負けか、価値感は幻想ではあるけれども、
何かやりたい、と言う衝動は、エネルギーが枯渇していない限りは必ずあるもんだから。
それを満たしてあげよう。そして、社会に価値を提供し、対価を得よう。


なんの努力もしていないのに、相手のことも考えれず、くれくれ言っている人は、まー幸せにはならない。
もし今が若くて可愛くたって、年月が経つと容姿的にはどうしたって美しく無くなるんだもの。若さにあぐらをかいている人は、だいたい痛い目を見る。精神的にも幼かったりするし。
そう言う人は面倒見がいい人とセットになったりはするんだけど、その人が先に逝っちゃったら、もうどうしようもない。

歳いっても、美しいと思わせる何かがあると、いいよね。
若い時よりも、今が美しいなんて言われたら、最高よね。


今を楽しく、熱中して生きる。
そして実力つく。
それを提供すると喜ばれる。

この状態が理想。

楽しい、やり続けられる、と言うものを探そう。
昔好きだったこと、昔やりたいと思っていたけど諦めていたことでもいい。
また、新しい時代には、今までなかったものもたくさん産み出されているから、そう言う分野にチャレンジするのもいい。
まずは気軽にやってみることね。


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